木曜日, 12月 21

オーストラリア調査日記1

ようやくですが,調査の様子を報告しましょう.


この調査の流れをまず知っておいてもらいましょうか.
(1)出港までの調査準備(機材を船に積み込み等)
(2)受信機係留(3日間)
(3)標識放流調査第1弾(Albany東部海域:南西海域)
(4)標識放流調査第2弾(Albany西方からルーイン岬(C. Leeuwin)の海域)
(5)標識放流調査第3弾(C. Leeuwin北方海域:西岸海域)
の順で調査は進みました.

11/29にシンガポール経由でパース到着。この調査の共同研究者であり友人でもあるCSIRO Marine and AtomosphericのAlistair Hobday博士と合流。調査船の待つAlbanyへ移動しました。
30日は朝から大忙しでした。翌日の出港に備えて、調査機材のチェックと積み込み、それに翌日からの受信機係留の準備作業で大わらわでした(毎年のことですが)。久々の運動でいい汗かいたと言いたいところですが、なんせ2トントラックいっぱいの機材(300個の浮子・70台の切り離し装置・大量のワイヤー・シャックル類などなど)を2人でトラックに積み込み、船におろす作業は大変です。その日は船長のGeoff、Alistairとの再会を喜び、ディナーを伴にしました。

12/1早朝出港。それから3日間は受信機(VR2)の係留作業に終始しました。受信機は東西方向に120 km間隔で,沿岸から沖合方向へ20台を1セットにしてカーテン状に3ライン、ならびに沿岸域に存在する3地点のホットスポット(小海山)に3台ずつ係留しました.係留系は海面から25mに受信機がくるように浮子4個で立ち上げさせて、受信機の下にはこの調査のために開発した切り離し装置とタイマーを配置し、アンカーで固定しました。

最初の2日間は船酔いでひどい目に遭いました。まあ、毎年のことですが。最初の二日間だけでいつもその後、復活します。

土曜日, 12月 16

オーストラリアから帰国

14日、オーストラリア・ミナミマグロ幼魚標識放流調査を終えて、帰国しました。調査は予想以上の大成功。渡航16日間のうち、12日間連続で寄港なしで洋上暮らし。いや、楽しかったですね。明日以降、ぼちぼち調査のトピックを画像を交えて紹介していきます。顔だけ(目の周辺を除いて)かなり焼けました。

でも、ブログって日記だから、過ぎたことを書くのは少し躊躇しますが。