土曜日, 1月 6

オーストラリア調査日記2



右の画像は2トントラックの中に山積みされたフロートをはじめとした調査機材です。これを二人で積み卸ししました(体痛い…笑)

12/4から3日間、Albanyの東方、BremerBayまでの海域でミナミマグロの捕獲と標識作業を行いました。船長のGeoffに導かれて、沿岸近くの’曽根’をトローリングでマグロを探索します。マグロが釣れて、状態がよいと腹腔内に大人の小指大の超音波発信器を挿入して、背びれ付近に簡易タグを刺して、放流します。
マグロは群れていることが多いので、トローリングの針には2個体3個体と同時にかかることもあります。マグロがかかるとGeoffは船を100mほどの円を描くように操船して、クルーたちが餌をまき散水します。うまくいくと船にマグロが付きます。こうなるとしめたもの。クルーたちが船尾でジグや餌釣りを始めるとマグロがどんどん釣れます(左写真:下)


この3日間で40個体程度の標識魚の放流に成功しました。過去4年間、この海域で調査を実施していますが、12月の水温は最も高い年となりました。

日中はマグロを探して夕方になるとビーチや島影で錨泊となります。皆、思い思いに過ごします。Geoffやクルーはエンジンの調整。それから解放されるとクルーたちは釣り糸を垂れて、アオリイカやコウイカなんかを釣ってくれます。これらがディナーをにぎわすこともしばしば。私やAlistairは標識魚のデータ入力など。ワインなど頂きながら。Geoffが作ってくれるディナーを待ちます。

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