昨日から実家に帰省中。3日まで滞在予定です。
今日は大晦日。特に一年を振り返ることもないですが、明日から2008年が始まるようです。
土曜日, 12月 29
昨日、センターに出勤してすぐに大村湾漁協からM田さん宛に電話がありました。彼女はまだ来ていないようでしたが、ピンと来ました。電話に出てみるとやはりそうでした。先週放流した標識付きのヒラメが回収されたとの連絡でした!いやぁ、ホッとしましたね…すぐにM田さんに電話して、Y田君を起こして、漁協に行ってもらいました。魚を持ち帰ってサンプルを採取しました(耳石・採血・生殖巣保存(雌でした)・消化管内観察など)。さていよいよデータ読みだし。緊張の一瞬です(何度かタグを回収してもタグの誤作動などでデータが取れていない事がありましたから…)9日間の遊泳データが見事記録されていました。予定よりはるかに短いデータですが、幸先の良いスタートです。
夜はセンター忘年会。どうも教員3名がとばしていたようでした(汗)T田君の学位取得を皆さんに披露しました。1月に改めて、お祝いをしましょう。
今日は朝から大掃除。私は風呂掃除と洗濯担当。風呂はぴかぴかになりました。午後から長男とセンターへ。冬休み中の宿題のために資料を取りに行きました。帰りは明朝の朝食用のパンを買い込んで帰宅。夜まで翌日の準備で大忙しでした。明日から実家に帰省。
夜はセンター忘年会。どうも教員3名がとばしていたようでした(汗)T田君の学位取得を皆さんに披露しました。1月に改めて、お祝いをしましょう。
今日は朝から大掃除。私は風呂掃除と洗濯担当。風呂はぴかぴかになりました。午後から長男とセンターへ。冬休み中の宿題のために資料を取りに行きました。帰りは明朝の朝食用のパンを買い込んで帰宅。夜まで翌日の準備で大忙しでした。明日から実家に帰省。
水曜日, 12月 26
昨日は崎戸へ。午前中からM田さん、Y田さん、そして助っ人のF川君・K村君がタグ装着をしておいてくれました。そして午後から大島の北、佐世保湾口の南に5個体のヒラメをロガー付きで放流しました。イセエビの調査でもお世話になっていた崎戸のM崎さんに船を出してもらい、大島からヒラメを積み込んで放流地点へ。風もなく穏やかで大島造船所の横を抜けて放流地点まで向かい、海面から放しました。まだ、ロガーが取り付けられるような大型の個体があまり捕獲されていないようなので、残りのタグは年明けに魚が確保できてから放流になりそうです。
今日は午前中からセンターの大掃除でした。ほとんど机の上に山積みになった書類の整理に翻弄されました。午後過ぎに何とか目処が立って、その後、床を掃除して、テーブルなどをふき掃除しました。2月にセンターに着任されるN原さんが挨拶に来られました。新しい人が増えるのは大変良い事ですね。センター内を見てもらいました。夕方、I松先生、S矢野先生、そしてN原さんと食事に出ました。結構きわどい話になったかも。
さて、明日は餅つきです。
今日は午前中からセンターの大掃除でした。ほとんど机の上に山積みになった書類の整理に翻弄されました。午後過ぎに何とか目処が立って、その後、床を掃除して、テーブルなどをふき掃除しました。2月にセンターに着任されるN原さんが挨拶に来られました。新しい人が増えるのは大変良い事ですね。センター内を見てもらいました。夕方、I松先生、S矢野先生、そしてN原さんと食事に出ました。結構きわどい話になったかも。
さて、明日は餅つきです。
月曜日, 12月 24
日曜日, 12月 23
木曜日, 12月 20
水曜日, 12月 19
潮汐情報による測位
午前中、I松先生とS矢野先生と四方山話と打ち合わせなど。その後、ミナミマグロの報告書を手直しして、再送信。
午後は時系列解析ソフトをメーカーの人に問い合わせ。その後、K村君、F岡さんの解析相談に乗りました。最後にF川君に先日のクロマグロのデータを見せてもらいました。
J. P. GROGER et al
Geolocation of Atlantic cod (Gadus morhua) movements in the Gulf of Maine using tidal information
Fish. Oceanogr. 16:4, 317–335, 2007
ようやく初めてみることにしました。最初だし少しコメントを。
海洋動物を追跡するには様々な方法がありますが、現在のところ魚の位置は推定値を使うしかありません。汎用されているのは、動物が経験する照度情報から日出没時刻(経度)と日長(緯度)を推定して測位する方法。この方法、かなり使われていますが、たとえば有明海規模の空間スケールでどこにいるかを推定できる精度はありません。この論文でも紹介されていますが、底棲動物に限っては潮汐情報を使うことが可能になります。動物が着底して海底から動かない場合、深度データには動物がいる地点での潮汐データが記録されることになります。潮汐の位相と振幅は、動物の位置が変われば変化していきます。動物が記録した海洋の任意の点に固有の潮汐情報を利用して、潮汐モデリングからその位置を推定してやろうと。照度による測位より、精度は向上します。マグロでは使えないが、ヒラメは位置推定可能な手法です。
午後は時系列解析ソフトをメーカーの人に問い合わせ。その後、K村君、F岡さんの解析相談に乗りました。最後にF川君に先日のクロマグロのデータを見せてもらいました。
J. P. GROGER et al
Geolocation of Atlantic cod (Gadus morhua) movements in the Gulf of Maine using tidal information
Fish. Oceanogr. 16:4, 317–335, 2007
ようやく初めてみることにしました。最初だし少しコメントを。
海洋動物を追跡するには様々な方法がありますが、現在のところ魚の位置は推定値を使うしかありません。汎用されているのは、動物が経験する照度情報から日出没時刻(経度)と日長(緯度)を推定して測位する方法。この方法、かなり使われていますが、たとえば有明海規模の空間スケールでどこにいるかを推定できる精度はありません。この論文でも紹介されていますが、底棲動物に限っては潮汐情報を使うことが可能になります。動物が着底して海底から動かない場合、深度データには動物がいる地点での潮汐データが記録されることになります。潮汐の位相と振幅は、動物の位置が変われば変化していきます。動物が記録した海洋の任意の点に固有の潮汐情報を利用して、潮汐モデリングからその位置を推定してやろうと。照度による測位より、精度は向上します。マグロでは使えないが、ヒラメは位置推定可能な手法です。
昨日はヒラメの標識放流調査でした。M田さん、Y田さん、そして助っ人のF川君らが大村湾漁協に先行。私はいくつか雑用をこなしてから昼前に合流。タグの装着開始と相成りました。漁協が天然ヒラメ成魚(1~1.5kg)を畜養しておいてくれました(いつもお世話になります)。いよいよ装着開始。M田、Y田さん、だいぶ練習していましたね。かなり手際が良かったです。使用するタグは、CefasG5とLotek1100。数年前に津軽海峡でフィールド調査やったときから比べるとタグのサイズは小さくなったものです。しかし、性能は向上し、単価は下がっています。すばらしい。2時間ほどで13個体にタグ装着完了。直ちに沖に放流に向かいました。
あいにく、北西の季節風が強くなり、時化模様。時津港から、10kmほど北の大村湾南西部に放流。数週間ではデータが短すぎるので、1ヶ月後以降に再捕されてね。お願い!!そんなうまいこといくんか??
M田さん、初めてのフィールドでよく頑張りました。まだもうひとがんばりありますが、東シナ海の放流も成功させましょう。Y田さんの「いやあ、楽しいっすね」の一言が印象的でした。
センターに戻ってから、ミナミマグロの報告書の作成。翌朝が〆切でしたが、なんとか数時間で仕上がりました。心地よい疲れです。
金曜日, 12月 14
水曜日, 12月 12
火曜日, 12月 11
月曜日, 12月 10
今日は朝から雑用で開始。出張続きでドキュメントもたまっていたので一気に処理。それでも午前中いっぱいかかりましたね。
午後からF川君とまだ漂流中の一台のタグの回収について善後策を協議。送信機の電池は今週いっぱいまで持ちますので数日中に筑前大島に探索を出かけることに。島の西岸で今朝からLC2の情報が立て続けに送られてきています。しかもほとんど位置情報は変わらず。どこかに漂着している可能性が高そうです。その後、M田さん、Y田さんとヒラメの標識放流調査の準備現況について協議。まだまだできることはありそうです。準備してもしすぎることはありません。もちろん、我々がコントロールできない点もあるのは承知してはいるのですが…
夕方前にK村君が私の部屋に駆け込んできました。普段、淡々としている彼がなにやら息せき切っています。なんと、最後の一台のタグが回収されたと。島の駐在所の方が以前に島に探索に行った彼らが事情を話して、協力を依頼したところ、今日の午後の巡回中に浜辺を探索してくださったとのこと。ありがたくてありがたくて涙が出そうになりました。と同時に、人からこのような依頼をされて同じことが自分ができるかを考えたときに少し恥ずかしい気持ちになりました。多くの人に支えられている調査です。このことは決して忘れないようにしなくてはなりません。
午後からF川君とまだ漂流中の一台のタグの回収について善後策を協議。送信機の電池は今週いっぱいまで持ちますので数日中に筑前大島に探索を出かけることに。島の西岸で今朝からLC2の情報が立て続けに送られてきています。しかもほとんど位置情報は変わらず。どこかに漂着している可能性が高そうです。その後、M田さん、Y田さんとヒラメの標識放流調査の準備現況について協議。まだまだできることはありそうです。準備してもしすぎることはありません。もちろん、我々がコントロールできない点もあるのは承知してはいるのですが…
夕方前にK村君が私の部屋に駆け込んできました。普段、淡々としている彼がなにやら息せき切っています。なんと、最後の一台のタグが回収されたと。島の駐在所の方が以前に島に探索に行った彼らが事情を話して、協力を依頼したところ、今日の午後の巡回中に浜辺を探索してくださったとのこと。ありがたくてありがたくて涙が出そうになりました。と同時に、人からこのような依頼をされて同じことが自分ができるかを考えたときに少し恥ずかしい気持ちになりました。多くの人に支えられている調査です。このことは決して忘れないようにしなくてはなりません。
日曜日, 12月 9
金曜は水産庁へ。一年ぶりでしょうか。SBTの加入行動調査再委託検討会。いつものメンバーに会いました。昨年度の調査結果のに加えて、5年間の調査のレビューなど。いくつか宿題ももらいましたが、良い議論が出来たと思います。5年間同じデザインで調査をやっていると高度回遊性魚類とはゆえ、パターンは見えてくるものです。今後の課題としては実際の加入調査に対して実際的な提言が必要なところでしょうか。昨年、豪州西岸から放流した個体は46個体中、1個体しか南西海域に来遊しませんでした。仮説としては、(1)西岸に留まった、(2)インド洋に出て西進。5月下旬まで(豪州の秋)までモニタしていましたので、(1)から南進、南岸を東進した可能性は低いですね。となると、(2)なのでしょう。毎年、同比率で東進:西進率ではなさそうです。しかし、これをおさえられると加入指標の精度は上がりそうです。
会議は18時まで続きました。それから9Fでさらに議論を続けました。前日、ほぼ徹夜の準備でしたので、夜はさすがに疲れ果てました。
昨日は朝の便で帰崎。午後から学部の親睦会のボーリング大会に参加。2ゲームして、128と168でした。完全に感が鈍っていました。松阪牛の商品がかかっていたのですが…
会議は18時まで続きました。それから9Fでさらに議論を続けました。前日、ほぼ徹夜の準備でしたので、夜はさすがに疲れ果てました。
昨日は朝の便で帰崎。午後から学部の親睦会のボーリング大会に参加。2ゲームして、128と168でした。完全に感が鈍っていました。松阪牛の商品がかかっていたのですが…
木曜日, 12月 6
水曜日, 12月 5
日曜日も終日、タグの行方を衛星からの情報でモニタ。このままだと月曜には山口県の見島付近に達することが確定的となりました。
翌月曜日、山口県漁協の見島支店に連絡。突然の依頼だったにもかかわらず、支店長には丁寧にご対応頂けました。傭船予約。その日のうちにF岡さんとF川君を見島に派遣することに。萩からフェリーで見島入り。組合で打ち合わせした後に連絡を取り、火曜は時化模様とのことですが、翌水曜は出港可能とのこと。
火曜日はもう1台のタグを監視。玄界灘を漂流。どんどん筑前大島に接近。正午頃の通報を最後に位置情報が取得できなくなりました。これは海岸に漂着あるいは海上で誰かに拾われたか…
本日、朝から見島付近のタグの探索を開始するとの連絡がF岡さんから。長崎は朝からセンターの草刈りで。その間も探索の経過が気になって仕方がない。昼前にF岡さんから回収の一報。心底、ホッとしました。いやいや、お二人は時化模様の中、お疲れ様でした。残り、1台。明日からK村君とF川君に大島に遠征してもらいましょう。
午後から文科省がセンター視察。私は数分、研究紹介をやりました。その後はずっと金曜の水産庁での会議の準備。ネタはたくさんあるので整理が大変。
明日から出張です。
翌月曜日、山口県漁協の見島支店に連絡。突然の依頼だったにもかかわらず、支店長には丁寧にご対応頂けました。傭船予約。その日のうちにF岡さんとF川君を見島に派遣することに。萩からフェリーで見島入り。組合で打ち合わせした後に連絡を取り、火曜は時化模様とのことですが、翌水曜は出港可能とのこと。
火曜日はもう1台のタグを監視。玄界灘を漂流。どんどん筑前大島に接近。正午頃の通報を最後に位置情報が取得できなくなりました。これは海岸に漂着あるいは海上で誰かに拾われたか…
本日、朝から見島付近のタグの探索を開始するとの連絡がF岡さんから。長崎は朝からセンターの草刈りで。その間も探索の経過が気になって仕方がない。昼前にF岡さんから回収の一報。心底、ホッとしました。いやいや、お二人は時化模様の中、お疲れ様でした。残り、1台。明日からK村君とF川君に大島に遠征してもらいましょう。
午後から文科省がセンター視察。私は数分、研究紹介をやりました。その後はずっと金曜の水産庁での会議の準備。ネタはたくさんあるので整理が大変。
明日から出張です。
日曜日, 12月 2
土曜日, 12月 1
昨日は6時半に壱岐・郷ノ浦を出港。海況は前日ほどではないもののやはり悪かったのですが、午前中に一番近いタグの回収に成功。それから1時間後に2個目も回収。ここまではまずまず順調でした。それからがターニングポイントでした。北で対馬暖流に乗り始めて、対馬海峡から日本海へ出て行きそうなものを回収するか、近くだがVHFの信号が不良のタグを回収するかで悩みました。結局、信号が不良のタグを時間をかけて回収することを選択。結局、日没までに回収失敗。悔いが残りました。2個目を回収した12時の時点から、3時間かけても確実な方を回収すべきだったかも。結果論ですが…そのタグは現在、山口県長門市の北西30マイルほどの海域を漂流中です。週明けに打てる手は打つことに。
何とか回収しないと。
何とか回収しないと。
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