木曜日, 11月 22

ヒラメの回遊生態調査2:標識魚の放流


福島県にヒラメの回遊生態調査に来ています。
バイオロギングを用いた行動追跡です。


一昨日、データロガーを取り付けたヒラメを、昨日海に放流しました。
水産試験場から魚を軽トラックで小名浜港まで慎重に運び、港で試験場の調査船(拓水)に乗せます。
88個体の標識ヒラメは一度に運ぶことができないので、港と試験場の間を4往復しました。
さあ、出港です。この時期、ヒラメがよく獲れる海域まで港から30分ほど走って、現場に到着。


現場に着いてから、数尾ずつ籠に入れて、慎重に海面まで下ろし、ヒラメを放流しました。
水中にカメラを入れて、放流されたヒラメの様子を撮影しました。
海底に向けて自由落下していくようにまっすぐ落ちていきました。風は強く、少し波もありましたが、無事に調査を終えることができました。たくさんの標識ヒラメが再び捕獲されて、データを取得できることを祈りたいと思います。

福島県水産試験場の皆さんには大変お世話になりました。
なんとか良い成果に結びつける覚悟です。今後ともよろしくお願いします。


小名浜港では、サンマ漁船が入港して水揚げがされていました。
浜が早く復興することを願わずに折れません












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火曜日, 11月 20

ヒラメの回遊生態調査:福島県いわき市


福島県にヒラメの回遊生態調査に来ています。
バイオロギングを用いた行動追跡です。


今日は福島県水産試験場にて、ヒラメにデータロガーを取り付ける作業を実施しました。
福島県常磐沖で捕獲した88個体のヒラメにデータロガーを取り付けました。朝から開始して、作業は夕方暗くなるまで続きました。くたくたですが、作業は順調に終了しました。

データロガーは水深と温度を5秒間隔で2年間記録します。
ヒラメは春から夏の産卵期には沿岸近くの浅場に移動し、冬には深場に移動する深浅移動すると考えられていますが、果たしてその通りでしょうか。東北太平洋の沿岸域にはたくさんのヒラメが生息していますが、南北回遊している可能性もあります。



現場で様々な臨機応変の対応が求められましたが、なんとかクリアしながら進めました。
久々のヒラメへのタグの取り付け作業でしたが、特に問題もなく終わりました。はじめてバイオロギング調査に参加したK野君もN塚さんにノウハウを教えてもらいながら、10個体にデータロガーを取り付けました。


明日は標識ヒラメをいわき市の沖合に放流します。夜になって風が強くなってきましたが、早くヒラメを海に帰してやりたいところです。






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