福島県にヒラメの回遊生態調査に来ています。
バイオロギングを用いた行動追跡です。
一昨日、データロガーを取り付けたヒラメを、昨日海に放流しました。
水産試験場から魚を軽トラックで小名浜港まで慎重に運び、港で試験場の調査船(拓水)に乗せます。
88個体の標識ヒラメは一度に運ぶことができないので、港と試験場の間を4往復しました。
さあ、出港です。この時期、ヒラメがよく獲れる海域まで港から30分ほど走って、現場に到着。
現場に着いてから、数尾ずつ籠に入れて、慎重に海面まで下ろし、ヒラメを放流しました。
水中にカメラを入れて、放流されたヒラメの様子を撮影しました。
海底に向けて自由落下していくようにまっすぐ落ちていきました。風は強く、少し波もありましたが、無事に調査を終えることができました。たくさんの標識ヒラメが再び捕獲されて、データを取得できることを祈りたいと思います。
福島県水産試験場の皆さんには大変お世話になりました。
なんとか良い成果に結びつける覚悟です。今後ともよろしくお願いします。
小名浜港では、サンマ漁船が入港して水揚げがされていました。
浜が早く復興することを願わずに折れません
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