「環境変動がマグロ・カジキ類の回遊行動に及ぼす影響に関するワークショップ」を開催します。
直前のご連絡になりましたが、参加を歓迎しますので(参加料無料、登録必要なし)、興味のある方はお越し頂けると幸いです。
主催:長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科「特別経費プロジェクト:安全な海洋生物資源の利用に向けた学際的フィールド研究の国際展開:東シナ海をモデルとした生態系の健全性の診断と監視」
会場:長崎大学水産学部 1F 第一講義室
日時:平成25年2月9日(土)
開催趣旨:
すでに顕在化しつつある地球環境変化に対して、水圏を高度に利用する人類にとって海洋生物がどのように応答するのかを精査することは21世紀の科学にとって最も重要な課題の一つである。
例えば、北太平洋においては、低気圧の通過や台風の発生と移動など気象現象による湧昇が生物生産を高めているという観測例が報告され始めた。環境変動によって、これら生物生産の高い海域に高次捕食動物が偏って分布する可能性も示唆されている。このような環境や生態系の変化に適切に対処していくためには,変化の実態をたえず監視していくことが重要となる。
本ワークショップでは、東シナ海・太平洋を中心にマグロ類とカジキ類の遊泳行動に関する最近の話題を取り上げ、最新のバイオロギングとデータ解析手法を駆使した成果をレビューしながら、新しい研究展開に必要な諸条件の抽出を試み、今後の研究の方向性を探ることを目的とする。
【午前:10:30-12:00】
1.開催趣旨説明 河邊 玲(長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科) 10:30-10:40
2.Habitat and behavior of sailfish in East China Sea determined using pop-up satellite archival tags 10:40-11:20
Wei-Chuan Chiang(台湾水産試験所東部海洋生物研究センター)
3.温帯域に生息するマグロ類の幼魚期の回遊行動 11:20-12:00
藤岡 紘((独)水産総合研究センター国際水産研究所)
昼食・休憩 12:00-13:30
【午後:13:30-16:30】
4.クロマグロの遊泳力学と移動方法 13:30-14:10
高木 力(近畿大学農学部)
5.加速度データロガーおよびアーカイバルタグで記録されたシイラとクロマグロの鉛直遊泳行動 14:10-14:50
古川 誠志郎(長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科)
コーヒーブレーク 14:50-15:10
6.数理的視点による魚類行動の分析方法 15:10-15:50
門田 実(近畿大学農学部)
7.総合討論 15:50-16:20
8.閉会の挨拶 河邊 玲
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