月曜日, 6月 16
土曜日に対馬南海域からシイラに取り付けたタグは今朝までに無事,浮上しました.アルゴス送信機からの位置データが時々刻々と送られてきます.これでいくつかの調査プロトコルのうち,重要な関門を突破できました.夜の21時現在で浮上したタグは,対馬海峡の西水道にわずかに入ったところを漂流しています.アルゴスから送られてきた現在位置を地図上に載せてみました。画面中央上部の島が対馬です。点と日付時刻が示されているのが、漂流するタグの位置です(時刻はGMT表示です)。現在、大学の練習船は、壱岐(対馬の南東の島)の郷ノ浦という島の南西端で錨泊しています。明朝から回収作業になります。私は実は今回、船に乗り込んでおらず、T田さん、F川さんに調査を任せています。先月のリベンジを自ら果たしたいところですが、刺客を頼んだというところでしょうか。面目無しです。
午前中、物理基礎の講義。前回に数題の宿題を出していたので、その答え合わせだけで30分以上かかりました。講義の感想から判断すると、演習を増やしている学生諸君の感触は悪くなさそうです。でも、ものにするためにははっきり言って自宅学習にかかっているでしょう。15回の講義だけでは足りません。「わかる。理解できる。」から「使える」の間には、結構ギャップがあります。それを埋めるのは貴方達自身です。
午後、センターに戻り、船への荷物の積み込みを手伝い、少し船長と船で情報交換など。乗り込んでくる研究者の多様なニーズに応えるためになかなか大変な日常でありそうです。14時前に出港。画像は離岸する鶴洋丸です。センターの学生達と見送りました。いや乗って行きたかった…
明日は長崎鶴洋高校がセンターに実習にやってきます。
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