ヒラメの標識放流調査も順調である。今朝も先ほど崎戸から連絡があり、標識ヒラメが回収されたとのこと。ここまで大村湾と東シナ海沿岸(佐世保湾の南)の2カ所の放流地点から計28個体を放流して5個体が回収されている。最長で1ヶ月間の遊泳行動データも取得できているばかりか、大村湾南部で放流して野母崎の北方の蚊焼沿岸で再捕される個体も出現した。長崎の地理に詳しい人には容易に理解していただけると思うが、大村湾から外海へ経路は’針尾瀬戸’しかない。ここは急潮で有名なところで、瀬戸も最も狭いところは幅300mほどしかない。海と言うより’河’に近い。なぜだかまだわからないが、ヒラメはここを通過して外海に出たのは間違いないのだ。この事実は大村湾と外海の個体群が交流があることを意味する。
さあ、午後から標識ヒラメを回収に行ってこよう。ついでにA松さんのA-tagも交換に針尾瀬戸まで行くとしよう。
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