ヒラメの調査が順調である。昨日は平戸の志々岐から再捕の連絡があり、M田さんとY田さんに現地まで回収に行ってもらいました。12月末に佐世保湾湾口の南から放流した個体で4週間ほどで西北西に25kmほど移動していたことになります。早速、ダウンロードしてデータをチェック。離底のタイミングが潮汐周期に強く対応しているようにみえました。ただ、離底の頻度はすでに再捕されたこれまでの個体より高いように思えますが、正味の移動距離はそれほどでもないですね。放流地点から再捕地点までぐねぐねと寄り道しながら移動していたことになりますね。
ミナミマグロ調査の話も少し。オーストラリア流のマグロの捕獲方法の話を数日前にしましたが、竿釣りの方法について動画をアップしておきましょう。クルーのRyanは、2時間ほど100個体をほぼ一人で釣り上げました。このときのマグロは10-15kgありましたから。過酷な作業ですが。
このときはマグロが釣れる限り、簡易標識を装着して放流しました。動画の途中でBlack boxが登場してマグロの体にセンサーを当てて何かを測定していますが、Body Composition Analyzer(Bioelectrical Impedance Analysis)を使って体組成(体脂肪率)を測定しています。年級群、海域によって肥満度に差があるかどうか、そして肥満度に差があるならば回遊行動に差が出るかどうかを検討しようと試みています。
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