今日まで、宮城県塩竈市にヒラメの標識放流調査に行っていました。この調査も今年が3年目で最終年度となりました。解析はもっともっとがしがしと進めなくてはならないね。良質なデータがとれているにもかかわらず、解析のマンパワーが足りていない…がんばろう。来週は福島県小名浜で同様の調査。
まあ、こんなペースでいいのでブログを書こう。
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長崎大学のバイオロギング研究者の日記
長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
全体説明の後、文教キャンパスからセンターまで急いで移動して、早速、G先生お手製のアクリル製の直線水路にゴンズイを泳がせて実験開始。長崎、佐賀からの高校生3名(男子)の参加でした。
台湾で調査中のF川さんからは、「今日もカジキは捕れず…」の連絡が9日間続きました。ついに一昨日、2m13cmの状態の良いバショウカジキを捕獲。加速度ロガーと小型のビデオカメラが一体化された標識を取り付けて放流することに成功しました。場所は、台湾・台東県成功鎮の沖合あたり。
以上は、事後、F川君が報告してくれた内容です。私は日本でお留守番。しかし、漂流する標識は人工衛星に電波を送っていますので時々刻々の位置を知ることができます。昨夜、1時まで悶々とした時間を過ごしましたが、標識の位置が無事に漁港に着いたのを確認して安心しました(海から拾い上げられて、漁船とともに移動したことを示す)赤いラインがタグの軌跡。右上の頂点の箇所で回収されたんですね。もうちょっとで日本の領海です…(汗)
現場に着いてから、K田さんが船の生け簀から慎重に一尾ずつ魚を取り上げて、船員さんら特製のかごを海面までおろして放流しました。風は強く、うねりもありましたが、無事に調査を終えることができました。たくさんの標識ヒラメが再び捕獲されて、データを取得できることを祈りたいと思います(今日までにすでに4個体再捕されています!順調なスタートです)
昨日は基隆市のFRI本部を訪ねて、所長を表敬訪問しました。長崎大学とFRIは昨年に学術交流協定を締結しています。それ以来ですから、1年ぶりの訪問となりました。調査の説明とお願いをして、これまでにF川君が公表した論文を手渡し、なごやかな懇談となりました。水産試験所の調査船を少し見せてもらいました(水試1号)。古いですが、3千トン有ります。でかいです。
バイオロギングを用いた行動追跡です。
現場に着いてから、K田さんが船の生け簀から慎重に一尾ずつ魚を取り上げて、大学院生のN塚君が海面から放流しました。放流されたヒラメは海底に向けて自由落下していくようにまっすぐ落ちていきました。風は強く、うねりもありましたが、無事に調査を終えることができました。たくさんの標識ヒラメが再び捕獲されて、データを取得できることを祈りたいと思います。
月曜と火曜は、2年生の海洋生産管理学コースの学生さん相手に実験をやりました。加速度を測定できるロガーを魚に取り付けて、尾びれの振動数を測定、モデルから遊泳速度を推定してみようという実験です。初日は、魚類の遊泳運動についての講義をやってから、ロガーを設定し、魚に取り付ける準備をして、装着作業をやりました。例年、ロガーは外部に装着していたのですが、今年はお腹を切開して小型の加速度ロガーを腹腔内に挿入して縫合し、腹腔内温度と加速度の両方の記録に挑戦してみました。もちろん、学生さんたちは生きた魚にロガーを取り付けるのも麻酔をするのも初めての作業。キャーキャー、わーわー、いいながら楽しんで進めてもらえました。(上の画像では、マダイに麻酔を施している最中です!)