火曜日, 10月 14

第12回ながさき水産科学フェア~飛び出せ!海と科学のびっくり箱!


今週日曜日は「第12回ながさき水産科学フェア~さあ!みんなで海体験!」を開催します。

新長崎漁港地区に集結する西海区水産研究所・長崎大学環東シナ海環境資源研究センター・長崎県総合水産試験場の三つの水産研究・教育機関が連携して「研究機関としての地域への貢献」を目的に、三機関の業務の概要や研究成果を県民の方々に紹介するため、施設の一般公開及びイベントを実施します。




★開催日時★
平成26年10月19(日) 9:30~15:00 
(入場無料、雨天決行)

★開催場所★
・西海区水産研究所

・長崎大学環東シナ海環境資源研究センター

・長崎県総合水産試験場

 ※長崎市多以良町(新長崎漁港地区)
地図はこちらをご覧ください。

★交通手段★
 駐車場あり(三機関合計210台)
※同日開催の「長崎おさかな祭り」会場(長崎魚市場)から無料シャトルバスを運行します。

皆様のご来場をお待ちしております。








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土曜日, 10月 11

台風19号

台風はまだ沖縄本島付近なのにすでに風がかなり強い。明日から要警戒ですな。庭の鉢植えたちはすでに家の中に避難させたぜよ。以下、アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)発表の台風情報より










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木曜日, 10月 9

Blood moon















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月曜日, 9月 29

御嶽山噴煙:機内から空撮

御嶽山空撮。ヒラメ調査を終えて仙台からの帰り(仙台〜伊丹便)、機内から噴煙が流れるのを確認できました。噴煙は南東方向(南アルプス)へ流れ、先端は甲府市から富士山近くにまで達しているように見えました。手前に連なる山脈は南アルプス。



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日曜日, 9月 28

ヒラメ行動調査(仙台湾)

東北太平洋沿岸におけるヒラメ成魚の回遊生態を調べています。漁師さんにヒラメを捕獲してもらい、一度陸上の水槽に収容します。状態の良い魚を選んで、水深と水温を5秒おきに記録するデータロガーを取り付けて、再び海に放します。最長で2年の間、記録を取り続けるので、ヒラメがどこでどんな環境で餌を探し、産卵をしているのかが明らかになります。

データロガーを取り付けたヒラメを漁船で港から沖まで運び海に放しました。調査は、東北区水産研究所と共同で行っています。

詳しくはFacebookページをご覧ください。
http://www.facebook.com/BiologgingKawabe

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水曜日, 9月 3

発見長崎の海大辞展

9/2から9/28まで、ナガサキピースミュージアムにて長崎大学水産学部と共催で、「発見! 長崎の海 大辞展」という、展示会を行っています。「海だより」の中村拓朗さんの撮影された、大村湾や長崎近海の様々な海の生物の様子のほか、水産学部の研究室(天野研、阪倉研、河邊研、Greg研、河端研、梅澤研)のパネルや、標本等を展示しています。

河辺研究室のポスター、実際に使用したデータロガーも展示中です。土曜日には、一般向けのギャラリートークも行われる予定です。

なお、9/8、9/16、9/22は、休館日となっております。
お車でお越しの際、隣接の県営駐車場が閉鎖となっていることもありますので、事前に下記のページでご確認ください。
http://www.kouenryokuchi.or.jp/matsugae/index.html
県営駐車場が閉鎖の時は、水辺の森公園周辺の駐車場を利用されるか、
路面電車の「大浦海岸通」から歩かれるのが良いかと思います。


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木曜日, 8月 28

HPリニューアル

数年ぶりに研究室のHPをリニューアルしました。
研究室HP:http://sites.google.com/site/biologgingkawabehp/
それに、
研究室のFacebookページも立ち上げました。

訪問してみてください。どんどん改善していきます。


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火曜日, 7月 8

ヒラメの遊泳行動に関する論文:日本水産学会誌

博士課程の学生さんの処女論文。この論文は苦労しました。データは大変すばらしい。解析もまずまず…でも、ストーリーが…執筆に着手してから時間がかかりました。

魚は一年中、同じ調子で泳いでいるわけではなさそうです。また、場所によっても変わりそうというような内容です。海の魚を捕まえるために、漁師さんは網を仕掛けたり釣りをします。長崎県でヒラメは主に刺網という漁具を海中に投入します。魚がいそうなところや魚の通り道になりそうなところを狙ってこの網を仕掛けます。魚がこの網に接触すると、鰓蓋(えらぶた)や鰭(ひれ)が網に絡まって逃げられなくなり、魚は捉えられてしまいます。この網にヒラメが遭遇するには、海底でじっとしていることの多いこの魚がいつどのくらい泳ぐかを知ることが重要になります。大村湾や東シナ海に生息するヒラメに深度と温度が記録できるデータロガーを取り付けて遊泳行動の調査を行いました。

以下、論文の概要を載せておきます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/80/3/80_13-00051/_article/-char/ja/

ヒラメの遊泳行動の時空間的な変化を調べるために,大村湾と東シナ海で深度・温度記録計を用いた行動調査を実施した。その結果,ヒラメの活動率は,両海域ともに季節的に変化した。1 月の東シナ海の活動率は大村湾より 39 倍高く,海域による違いも見られた。このような行動の変化は刺網の影響面積に影響を及ぼすことが分かった。ヒラメの遊泳行動に関する知見は資源量の変動を正確に推定する際に役立つものと考えられる。

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木曜日, 6月 5

科研費など

科研費の採択結果がもたらされるシーズンは4月に終わったが、1勝1敗だった。その後、つい最近、JSPS二国間交流事業の採否の結果があり、こちらは採択となった。台湾ともこれからしばらく共同研究が進められることになり、共同研究者も喜んでくれている。ここまで、2勝1敗で近年では比較的調子が良いほう。今月中に、科研費の特設分野研究の採否が発表される。こちらはどうなりますか。

今日まで、宮城県塩竈市にヒラメの標識放流調査に行っていました。この調査も今年が3年目で最終年度となりました。解析はもっともっとがしがしと進めなくてはならないね。良質なデータがとれているにもかかわらず、解析のマンパワーが足りていない…がんばろう。来週は福島県小名浜で同様の調査。

まあ、こんなペースでいいのでブログを書こう。

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火曜日, 12月 31

2013年が終わる

というタイトルのポストであふれているのだろうと思う(笑)
生来、あまり今年どうだったとか振り返ることがない。今、12月31日の時点で考えていることは来月(来年)、どう乗り切りかということ。乗り切れたか、スタックしたかは、1ヶ月後に判明しているだろう(苦笑)

このブログを始めてなどと私の同僚(Greg)も書いているので、少し触れてみようと思う。初めてポストしたのが、2006年5月だった(らしい…調べてわかった)。もう、7年になるのかと、過ぎるのは早い。ある意味、自分の死期すら感ずるほど、残酷なほど時が過ぎるのは早い(笑)今年はとうとう、ポストした回数が20回に達しなかった。月一ペースだったようだ(人ごとのよう…)。にもかかわらず、こんなブログを定期的にチラ見してくださるヒトもおられたようで、本当に申し訳ないことです。振りかえると数年前までは、「ラーメンブログ」かと見紛うほど、つけ麺の画像であふれていた(苦笑)自由な空気もそれなりにあった。なんかこう、前ほどブログにフットワークの軽さが失せたと感じるのは私だけだろうか??なんとなくちょっとずつポストするのが億劫になり、オフィシャルなイベントをアップするだけの、なんだろう、単なる我が研究室と所属組織の掲示板以下に成り下がってしまったようだ。週に2,3回のペースが月一とは…

これほどポストが減った要因の一つは、FBの存在だ。不特定多数でなく、特定多数の人たちに週に一回以上は、どこに調査に来ているだの、息子たちとどこで遊んでいるだの、相変わらずどんなつけ麺を食った(笑)だの、それは以前にブログにポストしていたペースとそう変わらない。顔の見えない、このブログに訪問してくれる方に対して、何を発信すればいいのか、よくわからなくなってしまったのが、私の中で葛藤としてある(そんな大層に考えなくてもいいのかもしれないが)。いっそのこと、このブログを閉鎖しようかとなどか思ったりもした。今は思いとどまっているわけではないのだが、「せっかく始めて、7年も続けたし…」という気持ちがあることは否定しない。今もどうしようか考えがまとまらず書いているのだが(汗)、このブログをどうするか、決められない。しかも、立ち位置もあやふやなので、このままでは自然消滅の可能性もある。さて、どうしようか…

ここまで書いてみて思ったことは、時々(毎日は無理だけれど、月一以上はしたい)、こういったエッセイ的な文章をだらだらと発信してもいいかと思いました(なんと、いい加減な)。広くなんとなく研究に関係のあること、まあないことでもいかもしれない。実は、FBの方では、ある人に「○○さんの書き込みの長さに圧倒されます」と言われました。FBはあんまり長いのはあかんのかなぁ~とそれ以来、少し気になっています…苦笑
それなら、ブログの方で、自由に思うところを書いてみようかと、そう以前のように。と思った次第です。というわけでもう少し続けてみることにしましたので、お付き合いください。

風邪気味の大晦日、仕事も終わらず…現実逃避(字余り)


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水曜日, 11月 6

クロマグロとシイラの鉛直遊泳行動を比較した論文:Fisheries Research

クロマグロの産卵期は3-5月。沖縄周辺で産み出された卵や仔魚は、黒潮によって日本列島に運ばれます。幼魚は生まれて最初の冬を東シナ海で越します。翌春、水温の上昇に伴い、1歳になった幼魚はやがて東シナ海を離れ、日本海を北上あるいは日本列島の南岸を黒潮と伴に東進します。

クロマグロは幼魚といえども生態系の頂点あたりに君臨する捕食者です。捕食者はクロマグロだけでなく、他の魚たちもいます。5月に水温が上昇すると東シナ海には南から亜熱帯性の捕食者が北上回遊してきます。その代表がシイラ。5月中旬から6月にかけて、クロマグロとシイラの生息可能水温が東シナ海北部で重複します。彼らの海の中のハビタットも重複しているのでしょうか?
本研究では、シイラとクロマグロに同時にデータロガーを取り付けて、彼らの鉛直方向のハビタットがどのような構成になっているかを調べました。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0165783613002142

論文は、Fisheries Researchという雑誌に掲載されます。

シイラはごく表層だけを遊泳していました。ほとんど潜らず、経験水温が20℃を下回ることはまれでした。一方、クロマグロは海表面にも出現しますが、水深30-50mを中心に分布して、時折150m辺りまで潜っていました(東シナ海は大陸棚なので、海底付近まで潜行していたことになります)。深さ方向の水温を観察してみると、30-60mあたりに水温躍層が形成されてはじめており、クロマグロはその直上を遊泳し、時折、躍層下に潜っていました。シイラは水温躍層内部あるいは下部に潜行することはほとんどありませんでした。
5月下旬の対馬海峡あたりでは、海表面あたりにはシイラがもっぱら生息しており、クロマグロはそれより少し深めの水深を泳いでいることがわかりました。対馬海峡では、クロマグロを狙った浮延縄漁業が盛んですが、漁業者たちは「シイラがやってくるとクロマグロが捕れなくなる」と言います。これは両種の水温選好性の違いによる、鉛直方向のハビタットの違いによるものだといえます。



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火曜日, 9月 17

マツカワ産卵生態プロジェクト

私が今取り組んでいるマツカワの産卵生態解明プロジェクトがわかりやすく紹介されています。
http://www.youtube.com/watch?v=UuzfQrVzlGo&sns=fb
(北海道総研ランチタイムセミナーより)

このプロジェクトは、
長崎大学
(地独)北海道総研水産研究本部(北海道水試)
(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所
福島県水産試験場
全国豊かな海づくり推進協会
とともに進めています。

絶滅寸前まで数を減らしたカレイの仲間であるマツカワ(Verasper moseri)。近年、栽培事業による種苗放流がうまくいき資源は右肩上がりで回復傾向ですが、天然での産卵生態が不明なために天然での再生産を促すための施策が打てないのが現在の課題です。
本プロジェクトではダイナミックとは無縁と思えるカレイの仲間が繰り広げる不思議な産卵生態が次々と明らかになりつつあります。

なぜかあの人(わかる人にだけわかる)が私の仕事を紹介して下さっていますwww
お楽しみ下さい。


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月曜日, 9月 2

長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科 5年一貫制 博士課程 「海洋フィールド生命科学専攻」 入試説明会

長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
5年一貫制 博士課程
「海洋フィールド生命科学専攻」
入試説明会

および

長崎大学海洋環境科学情報発信シリーズ
「海と地球と人と」 第4回東京セミナー

研究者を目指す大学生の向けセミナー
「めざせ、海洋フィールド研究者」 

主催:長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科

日時:2013年10月5日(土)13:30〜16:00
会場:カフェみねるばの森(長崎大学東京事務所)
東京都千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1F
03-6268-9116
*会場が変更になる場合は、申込者に事前連絡いたします。

 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科は水産学部と環境科学部を基礎学部とする大学院です。本研究科には海洋・水産・環境分野の研究者を養成するための5年一貫制博士課程(博士前期課程(修士課程)と博士後期課程が一体となった課程)として「海洋フィールド生命科学専攻」があります。本説明会は、この専攻の目的・特徴・入試方法を説明するとともに、海洋・水産・環境分野の研究者の必要性や役割について紹介します。
 海洋フィールド生命科学専攻は、海洋や河川、またそれらと関連した陸域へ自ら足を運び調査研究を行うとともに、そこで得られた資料やデータを高度に解析することのできるフィールド科学研究者を育てるための教育プログラムです。
 本専攻の特徴は、
1)日本にとって最も重要な海洋資源の供給場所である東シナ海をモデルとした研究を行う、
2)年間60万円の研究奨励金を支給する(研究者になった場合は返済義務なし)、
3)半年間の海外留学を必修カリキュラムとして行う(渡航経費は大学が支給する)、
4)海外から一流の研究者を招聘し、英語による授業を行う、
5)海外の研究者・学生と共同でセミナーや研究を実施する、
などです。
 このような教育および学生支援システムによって、国際的な研究者を育成します。
また今回の説明会では、大学院入試の説明に先立ち、「めざせ、海洋フィールド研究者」と題した、セミナーを行い、現在実施されている最先端の海洋・水産・環境分野における生態・行動・生理・分子生物・海洋化学・海洋物理学などの情報と、現在在学中の学生が取り組んでいる研究を紹介します。

入試説明会に関する参加申し込みの詳細については下記を参照ください。

申込期間:2013年9月27日(金曜日)まで。

申込方法:インターネットによる申し込み。説明会・セミナーの詳細につきましては、随時HPで情報を提供するとともに、参加を申し込まれた方にはメールで連絡させていただきます。

申し込みぺージ
http://mg.jimu.nagasaki-u.ac.jp/smart/eq.asp?U=5000008003005045120

環東シナ海センターHPの関連URL
http://www-mri.fish.nagasaki-u.ac.jp/

環東シナ海センターフェイスブック
https://www.facebook.com/nu.oceanicfield

長崎大学HPの関連URL
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/event/event299.html

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追伸
営業向けのポストばかりでいかんな。
研究のネタもあげないと…汗

土曜日, 7月 20

長崎大学オープンキャンパス@環東シナ海センター

今日は土曜日ですが、オープンキャンパスを開催するので出動しました。
昨年からG先生と新しいネタで挑むことにしました。
題して「海の生物はどのように水を攪拌しているか?」。

全体説明の後、文教キャンパスからセンターまで急いで移動して、早速、G先生お手製のアクリル製の直線水路にゴンズイを泳がせて実験開始。長崎、佐賀からの高校生3名(男子)の参加でした。













群れをなして魚が泳ぐ水槽に水の流れを可視化するトレーサーを流して、魚群がどのように水を攪拌するか確かめました。魚が言うことを聞かずに困るG先生。









流れを可視化するために墨汁を水槽内に入れます。ゴンズイが泳ぐと、渦がたくさんできてあっというまに墨汁は拡散していきます。

時間が短くてごめんなさい。もしブログを見ていたら、質問があればメール下さい。
今日はどうもありがとう!








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