木曜日, 12月 21

オーストラリア調査日記1

ようやくですが,調査の様子を報告しましょう.


この調査の流れをまず知っておいてもらいましょうか.
(1)出港までの調査準備(機材を船に積み込み等)
(2)受信機係留(3日間)
(3)標識放流調査第1弾(Albany東部海域:南西海域)
(4)標識放流調査第2弾(Albany西方からルーイン岬(C. Leeuwin)の海域)
(5)標識放流調査第3弾(C. Leeuwin北方海域:西岸海域)
の順で調査は進みました.

11/29にシンガポール経由でパース到着。この調査の共同研究者であり友人でもあるCSIRO Marine and AtomosphericのAlistair Hobday博士と合流。調査船の待つAlbanyへ移動しました。
30日は朝から大忙しでした。翌日の出港に備えて、調査機材のチェックと積み込み、それに翌日からの受信機係留の準備作業で大わらわでした(毎年のことですが)。久々の運動でいい汗かいたと言いたいところですが、なんせ2トントラックいっぱいの機材(300個の浮子・70台の切り離し装置・大量のワイヤー・シャックル類などなど)を2人でトラックに積み込み、船におろす作業は大変です。その日は船長のGeoff、Alistairとの再会を喜び、ディナーを伴にしました。

12/1早朝出港。それから3日間は受信機(VR2)の係留作業に終始しました。受信機は東西方向に120 km間隔で,沿岸から沖合方向へ20台を1セットにしてカーテン状に3ライン、ならびに沿岸域に存在する3地点のホットスポット(小海山)に3台ずつ係留しました.係留系は海面から25mに受信機がくるように浮子4個で立ち上げさせて、受信機の下にはこの調査のために開発した切り離し装置とタイマーを配置し、アンカーで固定しました。

最初の2日間は船酔いでひどい目に遭いました。まあ、毎年のことですが。最初の二日間だけでいつもその後、復活します。

土曜日, 12月 16

オーストラリアから帰国

14日、オーストラリア・ミナミマグロ幼魚標識放流調査を終えて、帰国しました。調査は予想以上の大成功。渡航16日間のうち、12日間連続で寄港なしで洋上暮らし。いや、楽しかったですね。明日以降、ぼちぼち調査のトピックを画像を交えて紹介していきます。顔だけ(目の周辺を除いて)かなり焼けました。

でも、ブログって日記だから、過ぎたことを書くのは少し躊躇しますが。

月曜日, 11月 27

明日からオーストラリアにミナミマグロの標識放流調査で遠征します。調査海域は南西海域。どう説明したらいいですかね…パースから南に下がって、左下の角を右に(つまり東に)回ってすぐのところです。ここはミナミマグロの1才魚が夏を過ごす海域として知られた場所です。(クロマグロでいうと、対馬海峡にあたりますね。こちらは‘越冬場’になりますが)100個体ほど捕獲して、発信器を装着して放流。受信範囲内に出現した魚のIDと滞在時間を自動で記録する受信機を70台沈めて、来年5月まで(南半球の秋までですね)モニタリングします。この調査、今年で5年目です。

この海域、南氷洋から陸がないこともあって、終始南からの冷たい風と周期の長い大きなうねりに悩まされます。船に弱い私にとってまさに‘天敵’の海域です。マグロはトローリングもしくはカツオの一本釣りのような方法で捕獲します。マグロ以外にもハガツオ、ヒラマサ、オーストラリアサーモン(サケ科でない)など多様な魚に出会えます。

12/14に帰国しますが、それまでブログは更新できません。
帰国後、画像交えて、調査の様子報告しますね。

土曜日, 11月 25

対馬クロマグロ調査その2



クロマグロの標識装着・放流から3日後の20日に水産学部付属練習船鶴洋丸で再び対馬海峡へ.今度はマグロから切り離された標識の回収作業が目的です.20日はあいにくの時化模様で,午後から壱岐で錨泊.
翌21日は朝から,衛星から送られてくる標識の位置情報に従って,壱岐の北西海上へ.現場に着いて,すぐにVHFの信号を探知しました.信号を探知してから,約1時間後に船首方向にぷかぷかと漂流している標識を発見.見事に回収成功しました.良い装置,良い装着技術.そして,良い船,腕のいいクルー.どれが欠けても,この調査の成功は無かったですね.(標識を回収して安堵するF川君)

その後,対馬海峡東水道でCTD観測を実施して,22日の朝に帰港しました.


対馬クロマグロ調査その1


クロマグロ調査の話を少ししますね.

17日に対馬市美津島町の高浜漁協にご協力いただき,クロマグロの標識放流に海へ(K葉さんの船で).朝3:00の出港でした.
目指すは対馬と壱岐の中間地点にある「七里が曽根」.クロマグロ・ブリ・タイなどの好漁場として知られています.延縄を流し,待つこと1時間半ほど.ヨコワの時期には早すぎることもあり,かかってくるのはシイラばかり…そのうちようやく,待望のヨコワが.しかし,魚の状態が良くなく,標識の装着は断念.さらに待つこと30分ほど.ようやく2本目が.尾叉長80cm(推定体重:10kg),今度はまずまず状態がいいようです.船上に上げて,装着開始.装着時間は1分ほど.装着後,船の生け簀で様子を見て,回復を確認して放流しました.

この標識は放流から48時間後に,魚から自動的に切り離されて,海面に浮上します.標識は我々が自らで回収に行くのです.
昨晩から東京入り。
朝から、水産庁でミナミマグロ加入量調査の再委託検討会で霞ヶ関へ。実は初めての霞ヶ関。
農水省の入り口で元プロレスラーの馳浩と遭遇。いやあ、引退したとはいえ、まだでかいですね。秘書らしき人とたたずんでいました。会議は夕方まで続きましたが、無事終了。今日中に長崎に帰らなければならなかったので、羽田へ。ラウンジでしばし、仕事をして、機内でもずっと仕事をしていました。

週末で来週からのミナミマグロ標識放流調査の準備をしなくては。
それにしても忙しいなぁ。

水曜日, 11月 22

対馬クロマグロ幼魚調査から帰還

先週の標識放流調査,そして今週の鶴洋丸による回収作業と海洋観測.
たくさんお伝えすべきことはあるのですが,明日から東京出張で,その準備でてんてこ舞いです.
しかも,来週から2週間はオーストラリアにミナミマグロ標識放流調査です.

必ず,画像とともに報告しますね.
新しい回収システムはうまくいきました.

月曜日, 11月 13

明日から対馬出張.クロマグロ幼魚の行動追跡調査を実施します.この調査では,新しいアイデアに基づく記録型標識回収システムを試します.装着されたタグが,プログラムされた時間を経過した後に,自動的に魚から切り離されて,海面に浮上します.その後,調査船で海面を漂流するタグを各種送信機からの信号を頼りに回収するというもの.うまくいけば,画像とともにその成果をここで紹介しようと思います.22日以降,その話題に触れない場合にはどうぞそっとしておいてください(苦笑)

対馬市美津島町にある高浜漁業協同組合の全面的な支援でマグロの捕獲,標識装着,放流までの作業が実施できます.現場の協力無くしては,水産研究者は本当に無力です.ありがたいことです.是非,この調査,成功させなくては.「勝ちに偶然の勝ち有り,負けに偶然の負け無し」ですね!準備はし過ぎても過ぎることはありません.

先乗りしている学生からの連絡によると,対馬は長崎市内より,ずいぶんと寒い模様.洋上での作業になりますから,防寒着など必要ですね.さあ,家に帰って準備しよう.

ネット接続できれば,明日以降,現地からブログ更新します.

日曜日, 11月 12

今日は家族で温泉に行きました。嬉野温泉です。久々に足の伸ばせるお風呂でとても気持ちよかったです。今日はそれだけ。

土曜日, 11月 11

今日は昼前から、長崎駅方面に家族で出かけました。浦上駅で降りて、「かんしゃく魂」というラーメン屋さんでお昼にしました。なかなか美味しかったです(長崎の中では有名店の一つですね)。特にチャーシューが美味しかったように感じました。お昼の後、アミュプラザで買い物。パンツとシャツを買ってもらいました。久々に服を買った気がします。気に入った服は、親の敵のように着てしまうので、お気に入りはすぐにだめになります。最近は、おしゃれなものより、機能性を重視して、服を選んでいる気がします。
本屋さんによって、息子が眠くてワーワー言い始めたので、帰路に就きました(笑)

帰宅後、来週からの調査の準備で、センターへ(息子と)。行きの車の中で、息子はお昼寝。着いてからも寝ていたので、その隙に準備を進めました。息子が起きたときにはだいたい、準備は完了。センターに来ていた学生たちに愛想を振りまき、皆に相手をしてもらいました。

今日は日没後、寒かったですね。

金曜日, 11月 10

午前中、JICA研修生とともに長崎県庁へ。水産部のT添様にアレンジしていただき、県庁で一日、研修をお願いしました。私も1時間程、お付き合いして、研修生と別れの挨拶をして。センターへ戻りました。ガラパゴスに一度行ってみたいものです。

午後、オーストラリアでの調査が月末からに迫っていることもあって、関係者間でメールが飛び交いました。4年間続けてきた調査なのですが、調査のデザインつまり調査目的の重心を少し変えようという案がでています。議論百出。まだまだ、結論は出そうにないです。その合間に、アルゴス送信機のテスト。来週から対馬でのクロマグロ調査で使います。測位精度が安定せず、初めて使うのですが、ちょっと不安。数回に一度はそれなりの精度で位置が出るのですが。

家に帰って、晩飯を食べて、久しぶりに息子と一緒に風呂に入りました。

木曜日, 11月 9

JICA研修生,先週末に,なんと虫垂炎で入院してしまいました.異国でとても不安だったでしょう.韓国出張から戻った翌土曜に早速お見舞いに.私の顔を見て,ホッとしてくれたようでした.コミュニケーションは不完全な部分があるのですが,こういうのは伝わりますね.それから超回復を見せて,手術を回避できて(抗生物質で炎症を抑える),今朝,退院しました.良かった良かった.明日で長崎での研修は終わりになります.最後の研修は長崎県庁にて.(まだ東京に移動してからも,1週間研修は続くのですが)

来週に迫ったクロマグロの調査に学生達と奔走しています.その後,12月上旬からはミナミマグロの調査でオーストラリアに飛びます.ほぼ1ヶ月間,北・南半球でマグロと格闘です(戯れると言った方が正しいか??)新しい測器,新しい調査手法,頭の中でイメージしているとおりに進んで欲しいと願うばかり.フィールド調査の準備になるといつも思い出す一言が,T大のS藤さんからですが,「勝ちに偶然の勝ち有り,負けに偶然の負け無し」.適当に準備して,たまたま調査がうまくいくことはあるが,失敗したときには必ず敗因があるということ.これまでも身をもって実感していますね.この言葉の元々の出典は,楽天・野村克也監督だそうです.

水曜日, 11月 8

今日は早朝から久々のフィールドでした.崎戸へ.

イセエビ調査もいよいよ終盤戦.新規の測位手法を開発中なのですが,そのための補正実験を実施.
そして,来週実施予定のクロマグロの行動調査用の測器のテストと精度評価などを合わせて行いました.
イセエビのフィールドは北に崎戸島があって,東に西彼杵半島があるので,北および東からの風が吹いても海は荒れないのですが,今日はあいにく南西からの風で時化模様.それでも,予定の作業の85%ほどはなんとかやりました.
それでも港に戻るときにはどっぷりと日が暮れてしまい,真っ暗でした.秋の日はつるべ落としといいますが,夕暮れになってから暮れるまで早く感じました(あくまで体感です)帰港後,漁師さん宅でおにぎりとお刺身などいただき,かなり幸せでした.漁師さん達は宴会に突入ムードでしたが,飲めない我々は早々に退散しました(苦笑)

フィールドは楽しい.

火曜日, 11月 7


日曜日,高校ラグビーの全国大会予選を観戦に大村まで行きました.
長崎北と長崎工業の試合を観戦.

学生時代ラグビーをしていましたが,同期と後輩に北高のOBがいた経緯もあって,
自然と北高に肩入れして試合観戦.いやあ,最近,ラグビーから離れて久しいこともあるのですが,
高校生とは思えないくらいうまいし,体が大きくて驚きました.
北高が勝ちました.たぶん,順当なのでしょうか.
準々決勝だったので,まだ3試合ほど予定されていたのですが,息子がラグビー観戦に耐えられず(当たり前…笑).1試合だけ見て,早々と撤収.
帰りは諫早で手打ちうどん(なかなかうまかったけれど,店の名前忘れました)を食べて,帰宅.
秋晴れの良い天気でした.

済州大学校出張その2

翌日はI松先生のお手伝いで朝から,分室開設の事務作業をおこないました.
分室のある建物の玄関の柱に分室のプレートを設置していただきました.




済州大学校での作業を終えて,I松先生・T川さん・分室開設でお世話になった金さん(韓国はKIMさん多いですから,伏字にしなくてもいいですね…笑)と空港に向かいました.
空港に向かう途中,金さんの案内していただきEマートでおみやげを仕入れました.
まず向かったのはやはり「キムチ」コーナーですね(苦笑)
キムチの赤色がまぶしすぎますね…(すいません,なぜが画像が転倒しています…)




空港でS矢野先生,N田先生と合流して,帰国しました.
皆様,お疲れ様でした.

済州大学校出張その1


またまた久々の更新になりました.

11月2-3日は韓国済州島に出張していました.
済州大学校に長崎大学の分室(正式には交流推進室)が開設されます.
開設に記念式典と分室開設に当たるお手伝いをするのが今回の用向きです.
済州大学校と長崎大学の交流の歴史は長く(長いからいいと言うわけではないですが),
練習船の交流,2年ごとのシンポジウムの開催など,交流の形も多岐にわたります.

私はN田先生とS矢野先生と済州に向かいました.
(済州空港にて両先生)



大学到着後,練習船長崎丸で先乗りしていたドクタの学生諸君は
ポスターセッション.
(F岡君も発表)



その後,大学内にて分室開設のセレモニーが両大学の学長出席して
開催されました.


火曜日, 10月 31







久々の更新です.
(科研申請をはじめとして,翻弄されていました)

今日はA井先生をお招きして,講演会を開催.
4年生,院生中心になかなか盛況でした.
質問も結構出ましたね,先生から伺いたい人もまだいたかもしれませんね.
時間が足りないくらいでした.I隈君,F川君,先生にいろいろと聞いていました.

昨晩は,N田先生,A井先生と宴会.
様々な方面の話に花が咲きました.
先生方,日本酒が結構進んでいましたね!

A井先生,ありがとうございました.
次回は是非,対馬にご一緒しましょう.

火曜日, 10月 24

先週以来,科研申請書書きで追われています.〆切は水曜日.

日曜日は水産科学フェアでした.
http://www.snf.affrc.go.jp/event/index.html
センターは,魚の解剖










研究紹介の展示
(この画像なぜか向きが…)


サイエンスカフェ(I滝さんお疲れ様でした)






そして,受付の人々(ご苦労様です)









さて,家に帰ろう…(苦笑)


金曜日, 10月 20

火曜日くらいから余り記憶がないくらい追われていますね.

昨日(水曜)は午前中に「水産科学フェア」の準備打ち合わせ,午後はコース会議と教授会連発.夕方のラッシュで渋滞の中をセンターに戻って,いくつかの仕事をこなしました.
今日は,午前中,JICA研修生の受け入れについて,お一人がなんと,キャンセル.I松先生に環境省に掛け合っていただいて,ようやく研修内容も確定しそうだったのに…まあ,仕方ないのですが.午後からずっと科研費申請書と格闘.先ほど,ようやく草稿が仕上がりました.いろんな人から,コメントもらいましょう.(組み立ては悪くないのですが,正直まだ文章がいま一つ迫力が足りないように思います)当たる気は全くしないですね.というか,どうすれば採択されるのか,よくわかりません.

明日はもう一題の草稿を仕上げます(そうです,科研費2題申請してみるのです)

火曜日, 10月 17

どうも、風邪をひいたみたいです…鼻の奥に違和感を感じ、少し痛いです。今日は長袖で出勤しましたが、まだ暑いですね。息子からうつったか。センター内も少し風邪がはやっているようですし。

月曜日, 10月 16

昨日の残りの画像,アップしておきます.
今日は画像アップだけです(疲れた)





日曜日, 10月 15



週末、天気は良かったのですが、息子が風邪で熱を出したので、どこにも出かけられず。日曜の午後、発作的に歩きに出てみました。自宅から、JRの肥前古賀駅まで歩いてみることにしました。いつものウォーキングのそれより長い距離を歩いてみたかったのと汽車に乗りたかったので、両方を満たすように。

まずは自宅から少し下ってから、川平方面へ登って下り、長崎バイパス下の県道を川(浦上川の上流部)に沿って上がっていきました(バイパスの出口を示す看板がみえました:画像)。だんだんとつづら折りの峠道になり、最高点に達したところで海が見えました(橘湾:画像)。間の瀬のICを過ぎて、どんどん下っていきました。みかん畑もありましたが、まだ青かったですね。間の瀬川沿いの県道をどんどん下っていくと、JR長崎本線の高架が見えました(ちょうど汽車が通過しました:画像)。民家の間の路地を方向を決めて、くねくねあるいていくと、いきなり肥前古賀駅にたどり着きました(証拠写真(笑):画像)。電車で(画像)諫早まで乗り、長与回り長崎行きの気動車に乗り換えて(画像)、自宅に戻りました。全行程約4時間。歩いたのは、2時間20分でした。かなり汗をかきました。着替えを持参していったのですが、自宅から持参したジュースがサック内でオーバーフローして、着替えはずぶぬれでした…車内では、かなり汗くさかったかもしれません(汗)缶コーヒー飲みながら眺める、夕暮れの大村湾の車窓はなかなかでした。

明日は環境コースの実験最終回です。

なぜか、画像がアップできないので、明日までお待ち下さい。

木曜日, 10月 12


またまた「週記」傾向です.

一昨日と昨日は,ヒラメの解析に没頭.行動周期がランダムな個体と周期性を有する個体が出てきました.追加の解析をしてみる余地はありそう.

今日は午前中,鶴洋丸にて船長,チョッサーらとクロマグロ行動調査の打ち合わせ.いろいろと無理なお願いも聞いてもらえました(船長・チョッサー,いつもお世話になってます).クロマグロ幼魚(幼魚といっても,90cmくらいの個体)を対馬海峡で捕獲して,速度・深度・加速度(体姿勢と尾びれの振動数を記録)・水温記録計を切り離し装置とともに取り付けて,放流.一定時間後,装置はマグロの体から離れて,浮力材により海面に浮上,船で回収するという手はずです.うまくいけば,画像を交えて,詳細を教えますね.

午後は科研費申請書作り.

そうそう,先日の「くんち」の画像のせておきましょう.(「鯨の潮吹き」です.鯨の山車から水が噴き上げているのわかりますか?)

土曜日, 10月 7

今日は息子と「くんち」見物に行きました。長崎の秋の伝統的なお祭りらしい(初めて見る)ので、とりあえずどんなものか眺めておこうと。バスで長崎駅まで行き、「庭先回り」を見物。「阿蘭陀万才」、「川舟」「御朱印船」。どれも興味深かったですね。伝統の中にも、古くの異国文化が取り入れられている、不思議さを感じました。息子を背負子で特等席。半年ぶりに彼を背負いましたが、重くなっていましたね(泣)お昼はラーメン食べて、帰宅には、JRで長与まで移動してバスに乗りました。自宅最寄りのバス停到着前に息子は寝てしまいました。

夜は時津にあるカレー屋(タージ)に行きました。

金曜日, 10月 6

今日は午後から風が強かったですね。関東では、大雨だったようですが、長崎は雨は降りませんでした。帰宅時まで、強風でした。
午前中から、論文読み。午後にはI隈君の解析の相談にのりました。夕方から、科研費の申請書書き。

昼食後、今日も歩きました。風は強かったですが、気持ちよかったですね。

木曜日, 10月 5

今日も昼にウォーキングを敢行。いつものコースを45分程歩きました。iPodを納めるリストバンドを試してみました。慣れないせいもあって、フィット感に乏しいですね。そのうち慣れてくるでしょう(結婚指輪もそうだった)。高台からの新漁港、五島灘も眺めは最高ですね(そのうち、画像をのせましょう)。

午後はヒラメの解析に没頭。まだ決着しないですね。流速データをFFTを使って、スペクトル解析。期待したような結果が。結果はだいたい出尽くしたので、いよいよ論文化してみますか。ここからが長いのですが。

台風の進路が気になります。
今日は昼食後、ウォーキング。いつものコースを40分程かけて歩きました。実は今日から、iPod片手に。好きな音楽聞きながら、気持ちよく汗をかき、なおかつ汗ばむほどの秋晴れで、いうことなし。T田くんは北海道に帰ってしまいましたが(ずっとウォーキングにつきあってくれていたので)、これで何とか続けられそうです。なにより、歩かない日は様々な意味で調子が出ません。もう少しすると、山も紅葉の時期になりますから、それまでの足慣らしもかねて。

午後、伊君がセンターに初めてやってきました。午前は文教キャンパスで日本語習熟クラスのテストだったようです。英語で何とか意志疎通が図れることが判明して、一安心。まずは異国での暮らしに慣れてくれることが先決ですね。夕方、バスで帰っていきました。

夕方から科研費の申請書と格闘。

水曜日, 10月 4

先週,木曜と金曜は,環境コース2年生の臨海実習でした.私は磯採集の助っ人で参加しました.夏に行った
多以良川ではなく,今回は弁天白浜.小潮回りだったですが,それなりに楽しかったですね.

月曜・火曜は,同じく環境コース2年生相手に実験でした(私担当).ロガーを使って温度測定などやりながら,観測機器の扱いにも慣れてもらうのが目的.実際にロガー魚に取り付けて,データ取ったりしてもらいたいのですが,なかなかそこまでは.いずれ…ですね.院生・卒論生にはお手伝いいただきました.ありがとう.

昨日から,研究室で留学生を受け入れることになりました.中国大連水産学院から来た,伊君です.昨日,留学生センターで彼と初めて会いましたが,好青年でした.少し緊張していましたね.自分が豪州に留学して,初めて受け入れ先の研究機関に行った朝のことをなぜか思い出しました.

科研費申請のシーズン到来です.

木曜日, 9月 28


今週も「週記」ですね.(Y田ちん,すまん…謝ることではないな)

月曜:特に記載すること無し(そういえば,私の誕生日だったな)

火曜.対馬までクロマグロ幼魚の調査の打ち合わせに行ってきました.もちろん長崎県なのですが,緯度は大阪あたりと同じ.長崎県内よりは4~5℃気温が低めな感じでした.(画像:高台から壱岐方面の眺め)M津島町にあるT浜漁協に行き,組合長・参事さんと我々の調査を引き受けてくださるK葉さんらと夕方頃まで話し合いました.当初,机上で考えていた調査のデザインではいろいろと問題があることが判明.なんとか,いくつか代案も浮かんできました.夕方,皆さんと食事.対馬の焼酎と魚,美味しかったです!しかも皆さん,とても良い方達で…お世話になります.後ろ髪を引かれる思いで,その日の最終便で長崎に帰還.

水曜.ある科学雑誌の編集をお手伝いしているのですが,英文誌の要旨の和訳を依頼されていたのです.(〆切は今週末!2編)うち1編は研究分野が私のそれに近いこともあり,問題なかったのですが,他の1編が…なんとか,間に合いそうですが.少し,分野が離れると厳しいのですが,かなり勉強になったのも事実.

そして本日,昼前に環境コースの2年生が臨海実習にやってきました.午後,磯採集に同行.日差しはまだ少し強いですが,やはり秋ですね.9月も終わりです.

土曜日, 9月 23

今日は秋晴れのよい天気でした。朝からある幼稚園に運動会の見学に。来年4月から息子が幼稚園に通いますので、現在吟味中ということでしょうか。その後、住宅展示場などぶらぶらと巡って、浜の町でお昼ご飯、「まるよし」でラーメンを食べました。長崎ではまずまず合格点のラーメン屋さんだと思いますが、いろんな人の評論を聞いてみたい気もしますね。ドライブして帰宅。夕方、昼寝してしまいました(昼寝ではない…)

晩飯の後、持ち帰っていた仕事の残りと格闘。来週は、対馬に出張です。初めての対馬、楽しみです!

金曜日, 9月 22


またまた日記から,「週記」に逆戻りですね.1週間ぶりです.

先週日曜日,台風13号やってきましたね.長崎直撃でした.猛烈な風でした(雨はたいしたこと無し).台風が最接近した夕方から停電して,翌朝まで復旧しませんでした.最接近の時刻あたりで,突然空が明るくなり,風が収まり「台風の目」に入ったのかなと(画像)どうでしょうか?翌日はベランダの掃除と洗車など,片付けに追われました.車は海水をそのままかぶったような状態でかなりブルーでしたよ.職場の軽トラは,風で車の向きが変わるほど動いていました(驚)しかし,おかげさまでセンターなどはたいした被害無しでした.翌々日まで停電していた地区もあったようです.

火曜水曜は,会議三昧でした…

今日はI隈君のマグロデータの解析の相談に乗りました.記録の途中でロガーのプロペラがストップして,速度のデータがないので,遊泳速度の推定式を考えているところでしたが,いくつかの場合分けは必要なもののなんとかなりそうです.自分の解析などにはなかなか時間が割けない1週間でした(だから書くことがない…涙)

昨日と今日はウォーキング敢行.今週は少し暑かったですね.

土曜日, 9月 16

今日は午前中、ヒラメの解析を進めました。どこかできりをつけないといけない状況(笑)

10月からJICAの研修員をエクアドルから受け入れることになるので、JICAの担当の方とI松先生と打ち合わせ。先方の要望に応えようとするのはなかなか大変ですね。

夕方から水研へ。Y村さんから10月に甲殻類学会で発表するイセエビの行動追跡結果についてコメントをもらいました。その他、今後の共同研究の方針についていくつか議論しました。

明日から3連休ですが、台風接近。そうそう、イセエビの行動追跡中の受信機をあげにいかないと。日曜、再接近の模様です。

水曜日, 9月 13

午前中、Igor(解析ソフト、ロガーのデータを処理にするのに使っている)で、私にとって新しいタイプの図を作るために試行錯誤&マニュアルと格闘。この作業は夕方まで断続的に続きました(苦笑)このソフトのサイトにいき、メーリングリストのアーカイブをチェックしたり、いろいろして結局、T田さんがきっかけを見つけてくれて、夕方に思い通りの図が出来ました。やれやれ…

昼食後、雨が小康状態になったところで、ウォーキングを決行。いつものコースを45分かけて歩きました。途中から、少し雨が強くなってきましたが、汗もかいているし、気になりませんでした。雨の中、思い出したのがオーストラリア人が雨の日も外を散歩したり、サイクリングやブッシュウォーキングをしたりして楽しんでいたことでした。晴れたから、外で楽しむ(山に行くなど)のでなく、外で楽しむのがどうも先のようで、そのときたまたま雨が降っていた。というような感じ(わかるかなぁ~)。もちろん、雨具などしっかりしたものを家族でそろえています。雨の風景や感触は雨の時にしか楽しめないですもんね(当たり前ですが)学生から、「先生、体がすっきりしたのでは?」と声をかけられました。悪い気はしませんね(喜)それよりも、仕事の合間に運動による気分転換をはさむことで、効率がよいような気も…ほんまかなぁ~

週末までずっと雨みたいですね。山登りを計画しているのですが、厳しいかな。おっと、雨でも登ってもいいんだよね(苦笑)

火曜日, 9月 12

今日は午前中、卒論ゼミ。2月にオーストラリアで取得した加速度ロガーを使ったミナミマグロ幼魚の遊泳行動データの解析を、I隈君が進めています。少し面白い結果が見えつつありますね。大容量のデータ処理も慣れてきたようです。こういうのって自分で手を動かさないとこつをつかめないですね。

遅めの昼食後、ウォーキング敢行。今日もT田さんと40分程度、いつものコースを歩きました。センター内の空調が故障のままなので、運動の後は汗が止まりませんでした(苦笑)。
その後、ヒラメの解析に没頭。あっという間に日が暮れていました。こういう感覚は久々かも。しかし、やればやるほど、これまでの解析の足りなかった部分もみえてきて、きりがないですね。もう少しなのですが…

帰宅前から、雨になりました。一雨ごとに、秋らしくなってきます。今年は秋が早いように感じます。

月曜日, 9月 11


まずは昨日のイセエビ祭りの画像をアップしておきましょう。崎戸の商工会青年部のはっぴを着てボランティアにいそしむ、右からM原君・I佐君・I隈君です。(左の方は魚つかみ取り大会スタートの合図をしようとしているのはいつもお世話になっているO田さんです)

今日は午前からヒラメの解析に集中。だいぶ進みました。わずか6個体の長くても25日間ほどのデータで、個体差に言及するのは苦しいですが、夜に泳ぐ個体、夜にしかもある潮汐のタイミングに合わせて(?)遊泳する個体も認められました。どうもヒラメの遊泳行動はただ、「夜行性」では片づけられない気配。先の個体ごとの深度のFFT解析の結果も合わせて見てみる必要がありますね。図はだいたい明日で整理できそう。夕方前にF岡さんとクロマグロ調査の打ち合わせ。

昼食後、T田さんとウォーキング。40分ほど歩きました。センターの前の道を歩いて、公園から国道に向けて集落を抜けて急坂かを登り、国道沿いをしばし歩いて、センター裏の集落を降りてきました。歩きながらのおしゃべりは楽しいものです。こういうのって、1人より誰かがつきあってくれると続きますね。T田さんいつもつきあってくれてありがとう。

午後から空調が故障。窓を開けられれば外はかなり涼しかったのですが、センターの建物は塩害防止のために窓が開けられません(もちろん、外はびゅーびゅー塩を含んだ風が吹いています)。暑かったですね。明日、直るといいなぁ~

ここ最近はこのブログも「日記」になっていますね(苦笑)。どうだY田ちん(米国在住の友人)!と自慢する程のことでもないし、「今日も書かなくては…」と強迫観念にとらわれるほど、追いつめられて書いているわけでもありません。
今日は「崎戸イセエビ祭り」に行ってきました.いつも調査でお世話になっている崎戸町で毎年開催されているイセエビにまつわるイベントです.イセエビの重量当てクイズ,魚つかみ取り,大抽選会などなど,楽しく過ごしました.実はイセエビのみそ汁が安価でいただけるとのことで楽しみに行ったのですが,13:00頃に着いて,すでに売り切れ.残念…
研究室のM原さんはじめとして数名が,イベントのボランティアとして参加しました.皆さんご苦労様.後で,たくさんイセエビをいただいた来たようで(笑)来年は午前からきっちり参戦して,みそ汁をいただきましょう.漁協でイセエビとサザエ,それにイカの一夜干しを買ってかえり,S木家に声をかけて,イセエビのみそ汁とお刺身を自宅で堪能しました.うまかったなぁ~

明日にでも画像をアップしますね.

土曜日, 9月 9


土曜日、しっかり休みました(苦笑)オーストラリアから帰国後、週末は心がけて、家族と過ごすようにいています。これ、かなり意識して、実行しています。メリハリをつけることは(単に暦通りに休みを取っているだけなのだが)、効率的に仕事を進めるのに大事だと考えるようになりました。というわけで、今日は休み!

午前、息子と近くの公園でボール遊びをしました。我が息子、3才なのですが、遊びの中でハプニングめいたことが起こると(時にはこちらが仕組んでやる)喜びます。興奮しすぎて大丈夫かと思うほど(笑)。
1時間程、二人で汗だくになるまで、走りました。こちらも心の底から楽しむのが大事ですね。「遊んでやる」という態度はもうばれてしまうし、こちらも精神衛生上、いけません。

昼食後、読書しているうちに寝てしまいました。午後過ぎに起きて、夕食はS倉家とディナークルーズ(笑)長崎港の食事付きの観光遊覧船で楽しみました。楽しかった!

息子は興奮しすぎて、帰りは大変でした。明日も一緒に遊ぼう。
今日は午前中、院試の筆記試験の試験監督をしました。午後は、口述試験に参加しました。みなさん、いろいろと準備されてきたと思いました。皆、合格すると良いですね。

20日に対馬にクロマグロ幼魚の調査打ち合わせに行きます。

あっという間に今週も終わりました。来週はヒラメの解析を終わらせないと…(汗)

金曜日, 9月 8

昼食後のウォーキングは今日も実行。港沿いに最寄りのコンビニ(最寄りと言っても歩いて20分はゆうにかかる)までを往復しました。昨日は秋を感じさせて爽やかな陽気でしたが、今日は一転して夏に逆戻り、十分に汗をかきました。

午後は昨日に引き続き、ヒラメのデータの再解析を続けました。夕方前からマグロ調査の準備のために、メーカーに連絡を取ったり、漁協への依頼状の作成など、追われました。思考を伴う作業に入り込むまでに時間がかかるたちなので、時間が十分にとれないときには、ルーチンの解析などをこなさざるを得ません。細切れの時間配分の中でも、短時間で集中する状態に入れるにはどうすればいいかな。試行錯誤していろいろと試していますが、なかなか難しいですね。

夕方からM原君のイセエビのデータ解析の相談に乗りました。おなかがすいたと思ったら、19時を超えていました。

明日は院試です。

水曜日, 9月 6

昨日・今日とヒラメのデータの追加解析に没頭していました。もう、自分の中では過去の物となっていたデータもこうやって時間をおいて(当初、いやいやながら…汗)、再解析をし始めてみると当時は考えもしなかったアイデアが出てくるから不思議なものです(それは論文化するという面では効率が悪いかもしれない)。自分自身の研究の興味が少し変わりつつあって、当時はあまり積極的に勉強したり、読もうとしなかったフィールドの文献などから得た知識も加わっているせいかもしれませんね。こういう没頭する感じは久々かもしれません。

少し、涼しくなって秋の気配になってきました。今日は昼食後、T田君と40分程、センター周辺をウォーキングしました。これが続くと体も締まってくると思うのですが…なかなか、続きませんね。まあ、気が向いたときに歩くようにしましょう。

月曜日, 9月 4

金曜から夏期休暇を利用して、家族で耶馬渓に遊びに行きました。山間のログハウスに泊まって、バーベキュー・川遊び・温泉、そしてドライブを楽しみました。夜は息子と花火をして、昼は渓流で箱めがねでよしのぼり(?)などを追いかけて童心に帰りました。往時、私の祖父母は山陰の山間で農業を営んでおり、毎年お盆は祖父母の居るいわゆる田舎で過ごしていました。そんな、毎年恒例の夏の楽しみを思い出すような、ノスタルジーを感じさせる旅行になりました。最終日は耶馬渓から、長者原までドライブして、くじゅうの山並みを望める原っぱで弁当を広げました。そして、由布院で温泉に入って、長崎に戻りました。また、明日から頑張ろう。

山間は暑さも和らいできたようなので、そろそろ山歩きに行けそうです。秋のキャンプもまた楽しそう。

金曜日, 9月 1

月曜・火曜とS工研のT尾さんのラボに出張していました(F岡さんとともに)。ミナミマグロ幼魚の行動データの解析結果を示して、音響データ(ミナミマグロの餌生物の時空間分布情報)との統合解析について相談しました。それと今シーズンの行動調査の計画について議論するとともに、WSへの予算提案書作成に向けての相談も少し。様々な事情があり、4シーズン続いた行動調査の継続が厳しい情勢になっています。毎年、同じプロトコルで続けている調査だからこそ、ようやく温帯性マグロ幼魚のある海域への来遊のタイミングと滞在時間を決めていそうな要因がみえつつあります。なんとか今年も継続できる道を探っています。確かに、大がかりな調査ですので、複数の予算の結集で成り立っている調査なのです。結果を出す責任は感じています。

火曜の夜に飲み会を開いていただきました。A松さんに久しぶりにお会いして、近況などを話しました。A松さんも「日記」を書いていますので、あまり久しぶりという感じがしなかったですね(笑)飲み会の後は、宿を提供してくれたA部さん(出身大学の後輩)と語りました。

水曜午前、WSへの予算提案書作成に費やしました。草稿を書き上げて、国内外の共同研究者に送信。午後は、雑用をこなした後、ヒラメの解析を少し。時間の経ってしまった(自分の責任なのだが)解析をやり直す作業は全くモチベーションがあがりません…

今日は朝から断続的に雨模様。時折、かなり強く降っていましたね。

最近は日記でなくて、「週記」になりつつありますなぁ~(笑)

土曜日, 8月 26

先週末までに台風が九州から去って、ようやく火曜日に受信機を再び係留することができました。水曜日にはイセエビの禁漁区が解禁になり、資源量推定のために漁獲試験を開始しました。移出が少なくて、成長分で放流した重量以上のイセエビが残っていると良いのですが。漁獲したイセエビの性比が、明らかに雄の方に偏っています(つまり、1対1でない)。レビューしてみると、他県などの漁獲試験の結果も、やはり雄に偏っていますね。なぜだろう?天然での性比が1対1でないのか、もしくは雄の方が漁獲されやすい要因があるのか。

レフリーから戻ってきた論文改訂のために、再解析をしていました。本当に気が進まないですね…FFT解析を済ませました。ヒラメの離底行動の周期性は、12or24時間でしたね。それと、周期性が明瞭に現れない個体も2個体ほどいました(6個体中)。再解析はもうこれ以上必要ないですが、結果の示し方、それとイントロを大改訂に着手しなくてはならないかも。やるしかないですね。

明日から、火曜日まで水工研のT尾さんのラボに出張します。ミナミマグロ幼魚の行動調査の解析と今年と調査の打ち合わせです。長崎はまだまだ暑いけれど、茨城はどうだろうか?ちょっと涼しいと嬉しいですね。A松さんにも会えると嬉しいな。

土曜日, 8月 19

台風は今日中に九州縦断して抜けてしまうと予想していたのですが、遅いこと遅いこと。おかげで、イセエビ調査の受信機の再係留は来週月曜以降ということになりました。台風にはかないません。今日は3年生の乗船実習で長崎丸が出航予定だったのですが、センター前に係船されたままでしたね。昼過ぎまで風雨ともに強かったのですが、午後遅くにはおさまりました。台風抜けたのかと思いきや、ほぼ停滞。上陸後、停滞するような台風の経験は初めてかも。

金曜日, 8月 18

午前中、論文改訂のために再解析を少し。ヒラメの行動の周期性を評価するために、離底率(時間あたりに海底を離れた時間)なるものを定義して、結果を出したのですが、FFTを使って周期解析した結果を加えるとの指摘を受けました。というわけで解析しました。

午後、台風10号に接近を心配していたら、イセエビの調査でお世話になっている漁師さんから連絡が入りました。明日以降、南風が強くなるとのことで係留している受信機をいったんあげた方がいいとの結論。調査海域は北に島があり、南が外洋に開いているので、うねりがまともに入ってくる。調査を担当しているM原君はじめとして、学生に崎戸まで行ってもらい、受信機を引き上げてもらいました。再係留は週明けになりそうです。
夕方から風も強くなり始めました。

月曜日, 8月 14



土曜日,発信器を装着したイセエビを崎戸沖合の禁漁区に放流しました.追跡実験の開始です.目的は,抱卵雌個体の幼生ふ出(放卵)のタイミングと場所を知ること.抱卵中と放卵後に移動様式,活動パターンが変わるかどうかを検討します.放流前にトラブルがありましたが,なんとか無事,放流に成功しました(画像は,放流前の実験個体).調査海域に係留型の受信機を14台イセエビの巣穴が多く滞留しそうな瀬,隠れる場所がほとんど無い砂地等に設置しました.夕方の放流直後から,翌朝まで追跡型の受信機を漁船に取り付けて,イセエビの移動を追跡しました.抱卵雌は巣穴に隠れて,信号を記録できず.これは予想通りの結果.雄個体は,放流地点から少し移動していました.朝まで,断続的に信号が記録できました.

朝までの調査,久しぶりで眠かったですね.日曜は,ほとんど寝て過ごしてしまいました.

土曜日, 8月 12

今日はたくさんいろいろなことがあり、とても疲弊した一日でした…

明日は午後から、待ちに待ったイセエビ放流です。楽しみです。

木曜日, 8月 10


昨日は,2年生の臨海実習があり,私も参加しました.午後,多以良川まで磯採集にでかけました.干潟で最初はシオマネキがお出迎え.(でも,甲殻類はシオマネキしかわからん)学生諸君は大物狙いが多かったようです.川底の石をひっくり返したり(ひっくり返した後は元に戻しましょう),潮だまりを目を凝らしてみてみると,稚魚などいろいろいますね.(ほとんど種が同定できないので,T垣さんやS倉さんに教えてもらっていました)そのうち,ある先生が投網を持って登場.私も投げ方を教えてもらい,一投してみました.画像はI松先生,投網に興じるの図です.残念ながら,収穫はなく.漁法学のようになってしまいました(笑)

夜,水試の前の浮き桟橋のあたりで集魚灯をたいて,サンプリングをしました(これも臨海実習の一環).ダツ,アイゴの稚魚,トウゴロイワシ,エソの稚魚,プランクトン大量(種名不明)などを捕獲しました.

担当の先生方 ,学生諸君お疲れ様でした.

水曜日, 8月 9

月曜日,4年前,まだ私がポスドクだった頃にミナミマグロ幼魚の音響資源調査で一緒に乗船して,とてもお世話になった水産庁のU田さんが会議で長崎に来られて,センターに寄ってくださいました.自宅に来てもらって,焼酎飲みながら,いろいろと興味深い話を聞かせてもらいました.U田さんは漁師のような人で,水産業を取り巻く厳しい情勢の中でポジティブにしかも実際的に漁業振興について,多く語っていただき,勉強になりました.楽しかったですよ.U田さんの杯の進むペースに追いつけず,酔いつぶれて撃沈.情けないですね.

月曜日, 8月 7


日曜日,夕方から生物コースの3年生の実習打ち上げと懇親をかねて,BBQをやりました.いやあ,皆さん楽しそうに飲んでいましたね(もちろん,私も楽しかった).S先生の研究室のメンバーははじけていましたね.普段はコースが違うのであまりつきあいのない,生物コースの3年生数名からも我が研究室の研究内容について質問を受けました.暑かったので,ビールがことのほかうまかったですね.

今日は午後から,化学コースの3年生の実習がスタート.磯採集にでかけました.

台風7-9号が発生しましたね.週の中盤から週末にかけて,長崎も影響を受けそうです.そのため,予定してたイセエビの標識放流は,台風通過後に延期になりました.困ったけれど,仕方がないですね.こればっかりは.

これまで画像をアップロードしてこなかったのですが,趣向を変えてみました.I松先生に,ご登場していただきました.ご機嫌なご様子で,BBQを中締めしていただきました.

土曜日, 8月 5

すいません。また今週のこと、まとめて書きます(笑)

火曜日、夜にイセエビのサンプリングに行きました。夕方、崎戸島沖合に刺網を仕掛けて、潮止まりの夜中に網揚げしました。なんとか、予定尾数を確保できたかと思いきや、足りませんでした。もう一度、漁師さんに頼んで仕掛けてもらいたいのですが、漁師さんに無理を言いすぎているかもしれません。

水曜日、前日サンプリングだったので2時間程の睡眠で文教で会議でした。もう、眠くて眠くて、朦朧としていました。みなさん、すいません。会議の後、前期の講義の成績を掲示しました。今年度から再試はやめにしました。

木曜日、T大のK川さんがセンターに来られました。クロマグロの調査の打ち合わせをして、ラボの学生の話を聞いてもらいました。夜は、N田先生とT橋さんとK川さんと飲みに行きました。

月曜日, 7月 31

朝から家族で、長崎科学館の恐竜展に行きました。ティラノサウルスやステゴサウルスの動く模型(ロボット?)はとても精巧な動きで感心しました(息子が怖がるくらいでしたから…)。しかし、総合的には少し??な箇所もいくつか。展示場が1と2に分かれていたのですが、その意図が不明。さらに、展示場内に、展示休止中の物がかなりのスペースを占めていて、じゃまでしたね。あの入場料は高いと感じました。

夜、大波止に花火見物に行きました。迫力があって、美しくて良かったですね。よい週末でした。

土曜日, 7月 29

今日は早朝から、センター周辺を一斉清掃しました。清掃後、参加者みんなでアイスを食べました(I松先生ごちそうさまでした)。我が息子もじゃまをしているのか、手伝っていたのか、わかりませんが、参加しました(苦笑)しかし、朝から暑かったです。
木曜は朝から崎戸のイセエビ行動調査の現場に学生二人と行きました。ようやく、補正実験が終了したので、受信機を回収しました。うまくいっているといいのですが。多少、うねりはありましたが、作業には問題ありませんでした。梅雨明けしたので、とてもとても暑かったですね。日焼け止めしっかり塗っていったのですが、その日は日焼けで体も火照っていました。作業後、漁師さんと曳縄して少し楽しみました。潜行板に仕掛けを3本程つけて、船を低速にして、魚探で反応を見ながら引き回しました。あっというまに、ヒラマサの幼魚(体長:40cmほど、長崎ではヒラスと言います)を3個体程、捕獲!締めて、血抜きしてもらって、お土産にもらいました。照り焼きにして、ごはんに乗せて食べたら絶品でした。これだから、現場はやめられませんね。

昨日は午前、流体力学の定期試験で文教へ。午後、物理の追試をやってから、センターへ戻りました。ラボのある学生が、ロガー回収装置(浮力体・発信器・ロガー・切り離し装置が一体化したもの)の試作品を数タイプ作ったとのことで、水を張って浮かべて皆で品評会。週明け、再チャレンジと言うことになりました。ロガー回収の成否は、ここにかかっています。

水曜日, 7月 26

今日は午前中、論文をいくつか読みました。最近、投稿していた論文が、戻ってきました。そのコメントは大幅な修正を要するというものでしたが、何とかなると信じて修正しています(苦笑)

午後は文教に全学の講義に行きました。その後、センターに戻って、午後遅くから3機関連絡会議が開催されました。水研・水試・大学の各機関が、一箇所に集まって実際的な連携をとりながら、研究・事業を進めている事例は皆無だと思います。具体的・実際的な取り組みにはまだ形式的な部分が先んじており、問題はありますが、なんとかブレークスルーできれば、大変意義のある取り組みが出来るはずです。私も微力ながら尽力したいと考えています。

日曜日, 7月 23

昨日から大学時代の部活の同期の結婚式があり、札幌に来ています。人前式・パーティー形式の式でした。結婚式は、おめでたいとのはもちろんのことですが、旧知の大事な親友と再会できる、学生時代長く過ごした北海道に来ることが出来ます。とても良い機会になりました。昔の仲間とは、特にその時間のギャップを埋める作業をする必要もなく、昨日も会っていたかのように、リラックスできます。10月に別の同期が帯広で式を挙げるとの話しもありました。しかし、長崎からは遠いですね…(苦笑)

北海道時代、愛飲していた宮越屋珈琲の豆を手に入れて、しばらくお茶の時間が楽しくなりそうです。

研究室の学生からイセエビの調査に関して、電話で打ち合わせしました。調査に必要な個体数は確保できたようですが、追加で発信器の補正実験が必要とのこと。来週はもう少し、予備調査に時間をかける必要がありそうですね。台風の進路も気になるところです。

土曜日, 7月 22

月曜以来の更新になりますね。

火曜日に、2年生の講義の定期試験を実施しました。大講義室はクーラーがないので、学生諸君は蒸し暑い中でのテストになりました。ご苦労様でした。水曜と木曜で採点を済ませました。出席率とテストの点数の間には有意な正の相関がありそうです。こういう結果は、学生にアナウンスした方がいいですね。来週中には採点結果等を掲示しますか。

来週、イセエビに超音波発信器を取り付けて放流、行動追跡を3ヶ月間の予定で実施します。台風が心配ですが、もし来たとしても、その都度、受信機を含めた係留システムを引き上げて、台風をやり過ごして再度投入を繰り返すつもりで考えています。今日から明日にかけて、刺網を仕掛けてイセエビを捕獲します。火曜日に放流予定ですが、なんとかこの週末で実験個体を確保したいところです。イセエビ漁りの名人の漁師さんに協力してもらっていますので、楽観視しています。火曜日は放流から別途、追跡型受信機を用いて、半日程度(夜間)、行動追跡を実施する予定です。

月曜日, 7月 17

今日は海の日で祝日でした。連休中、暑かったですね。もう梅雨明けかと思ったのですが、梅雨明けはまだなようです。

朝から、イセエビの調査に行く予定でしたが、早朝、船を出してもらう漁師さんから連絡があり、時化模様とのこと。調査は延期になりました。こればかりは仕方ないですね。祝日でしたが、早朝から職場へ。午前中はたまっていたドキュメントワークをこなしました。

昼食後、気温が30度を超える中、ウォーキング。暑かったですが、汗をかき、杜の中を歩くのはやはり気持ちの良いものでした。子供の頃から汗かきで(別に太っていたわけではない)、部活では練習開始直後から、人より先にしかも大量に汗をかくので、一生懸命練習しているように見られて、どやされたことはあまり無かったかも…(苦笑)練習はさぼっていたわけでありません。それなりに一生懸命やっていました。

午後、文献検索。これでもかというくらい読まなければならない文献が増えてしまいました。しかし、時間がかかっても読むしかない。レビューするのは本当に時間がかかる作業ですが、これはさけては通れない。でも、もっと論文を早く読めるとどんなに楽かといつも思います。留学先のオーストラリアのラボでは、ラボのメンバー各自がレビューした論文でメンバーに関係ありそうなそれはメーリングリストで流して、アナウンスしあっていました。これ、少し自分の研究フィールドから離れた情報を知るにはとても便利でしたね。その「少し離れた分野」までは、なかなかカバーできませんから。もちろん、興味がなければスキップすればいいわけですから。これ、自分の研究室で始めようと試みています。送っているのは私ばかりという状況(涙)

木曜日, 7月 13

午前中、定期試験の問題を作成しました。

昼食後、天気が良かったので、センターの周辺を40分程ウォーキング。30℃を超える暑さの中でしたが、丘を登り、高台からの五島灘の眺めはとてもよかったです。杜の中を気持ちよく歩きました。汗を十分にかき、気持ちよかったですね。

午後、読まなければならなかった論文をいくつか読みました。

火曜日, 7月 11

日曜から月曜にかけて、台風3号は東シナ海を北上して朝鮮半島を横断して、日本海に抜けて温帯低気圧に変わりました。風が少々強くなりましたが、たいした被害もありませんでした。イセエビの行動追跡調査も再開出来そうですね。

今日の午後、ある4年生が研究室にやってきました。私の研究室の研究内容を知りたいとのことでした。大学院進学先の候補として考えていてくれているようです。バイオロギング研究について、しっかりアピール。私がヒラメの移動戦略の話をして、環境変動に対するシロサケの産卵行動配列への影響について、H大のT田さんに話をしてもらいました(T田さんは解析ディスカッションと投稿論文執筆のためにセンターに滞在中です)。

夕方、外国から一通のメールが(いつもは迷惑メールがほとんどですが…笑)。投稿中の私の論文に対する審査結果を知らせるものでした。結果は、大幅な修正をもとめられていますが、現時点ではリジェクトにはならなかった模様。3人のレビュアのうち2人からのコメントは、そのメールに記載されていました。修正後に掲載可能と判断してくれていそう。しかも、修正可能な程度のコメント。しかし、残り1人のレビュアからのコメントは、郵送されてくるとのこと。エディタによると、このレビュアのコメントがどうも問題な様子(つまり、かなりネガティブなコメントが容易に予想される)。まあ、待ちましょう。

金曜日, 7月 7

台風3号が接近しています.昨日,今日と台風対策に追われました.

昨日は,イセエビの予備調査で係留中の受信機を引き上げに夕方,崎戸まで行きました.少し,うねりは有りましたが,作業は予定より早く終わりました.
今日の午後は,センターの台風対策を行いました.外に設置したあった水槽を屋内に収容したり,飛ばないように工夫したりしました.長崎に直撃しないとよいのですが…

土曜日, 7月 1

昨日の続きです…

地球上にはどのような生活史をもっているのか、よくわかっていない動物もまだたくさんいる。特に海洋にはそのような動物が多い。データロガーは海の動物の生態を解明するために欠かせないツール(手法)としてますます活用されるべきだと思う。だから、普段、食卓に登場する魚たちも良くわかっていない種が多い。だから、扱いにくく、生活史がよくわかっていない動物の生態を探ろうとする態度は、必然なのだ。

このツールを使う上で、クリアするべき問題は多い。動物にロガーを装着する影響を軽減する方法を、見当しなければならないし、装置そのものが高価なのも難点の一つ。

新しい手法によって、新しい研究分野が生まれるのは、これまでの科学史を少し振り返ってみれば理解できる。この続きはまた今度。

金曜日, 6月 30

私の研究は動物に記録計(データロガー)を取り付けて、野外での行動を記録して観察するところからはじまります。研究目的(仮説)がなかったとしても、記録計が回収されて、データを見れば、動物がどこにいたか、どんな環境を経験していたか、今ではなにをしていたかまで、わかります(観察できる動物のサイズはロガーの大きさのために大型動物に限られますが)。研究目的のないまま、無作為に動物とフィールドを選んだとして、なにかが記録できます。これは果たして研究なのでしょうか?

しかし、このような研究手法の強みは、他の方法では決して観察できない、例えばヒラメが海洋でどのような移動スタイルをもっているのか、そのような移動スタイルが彼らの体の「つくり」と非常に関連が深いことを明らかにできるわけです。また、ヒラメが野外でどう泳いでいるかなんて、そもそも観察不可能です。こういう記載的な現象すら、魚類の移動メカニズムを明らかにしようとする私が興味を持ってやっている分野では、ほとんど明らかになっていません。

生態学上の重要な仮説を検証するためには、実験に適切な動物を選び、野外調査するならばまた適切な場所を選ぶことが一般的でしょう。しかし、私の研究では、扱いにくく生活史に関する知見が乏しい動物を選び、「海」という野外調査には困難を伴う場所を選んでいることが多いかもしれません。データロガーはその困難に立ち向かうときに私を助けてくれています。

木曜日, 6月 29

学生実験のレポートの添削がようやく終わりました。いろいろと調べて、文章力は足りないものの何かを伝えようとしてくれているレポート。全く、やる気の感じられないもの。毎年、いろんなレポートに出会います。読書をしない子供たちが増えているのかもしれません。とにかく、表現力が乏しいですね。

私は読書一家のような環境で育って、本を読むのが当たり前の家でした。家族の中で私がいちばん本を読まない方でしたが、それでも月に2冊程度は小学生の頃から読んでいたように思います(たくさん読んだからと言って偉いわけではないですが…)。今の学生は書くことももちろんですが、長時間読むということに慣れていない学生も少なくないように感じるのは私だけでしょうか…

月曜日, 6月 26

月曜は2年生の講義が1講時にあるので、講義の準備もあって早めに家を出ました。
文教へ行くのに、いつも通る道を走っていると、山を越えて下りにさしかかったところで、工事現場でよく見かける警備員の方が交通整理中。前の車はUターンしたり、脇道へ入っていきます。通行止めの模様。この雨の中、工事も大変だなと思いつつ、迂回して大学へ向かいました。そんな通勤時のこともすっかり忘れて、講義を終えてからセンターへ移動中に、ふと目にとまった交通情報の電光掲示板。「女の都、がけ崩れ、通行止」。一瞬で朝の記憶がよみがえりました。あれは工事ではなく、がけ崩れだったんか???

どうも復旧の見込みの立たないほど、大きながけ崩れだったようです。昨晩も雷と強い雨でしたが、今日も長崎地方には大雨洪水警報発令中です。「長崎は今日も雨だった」とは、笑って言えません。

午後、学生実験のレポート添削に追われました。

日曜日, 6月 25

先日の京都出張以来、電車に乗りたい衝動を抑えられずに(笑)、今日は家族で出かけました。

諫早から島原鉄道というローカル線(私鉄)が島原半島の東側の海岸線沿いに加津佐まで通っています。ほとんど汽車に乗るという目的だけで、島原まで行きました。1両編成の気動車ですが、諫早を出てからしばらくは弁当を広げて、雨の車窓から流れる風景を楽しみました。そのうち、息子が時間をもてあましてきたので、運転席隣に移動して(ワンマンカーなので)、前方からの景色を1時間あまり楽しみました。息子も楽しんでくれましたが、なにより私が楽しかった!乗り物は目的地に行くための手段であるのが、一般的ですが、「乗る」ことそのものが目的なのです。今度は終点の加津佐まで乗ってみたい。

島原で1時間程、ただ時間をつぶしてから、諫早まで戻りました。帰りは心地よい揺れに任せて、居眠りを楽しんだのでした…(苦笑)

金曜日, 6月 23

午前中、文教キャンパスで3年生の講義をしてからセンターへ。

4年生の解析の相談にのりました。動物に行動記録計を取り付けて、加速度や深度、温度、プロペラを使って速度などの物理量を記録することで自然環境下での行動を観察しています。その学生は南半球だけに生息するミナミマグロの遊泳行動の解析をしています。海の中で、マグロがどのような環境(水温)に滞在しているのか、また、どのように3次元的に海洋を移動しているのか、が記録計のデータを処理することで、みえてきます。世界で初めて記録された、マグロの詳細な遊泳行動記録です(まだ、1個体分しかありませんが…汗)

夕方、一時的に雨が上がったので、センターの前を少し散歩しました。釣り人がいつも多いです。なにを釣っているのだろう??

木曜日, 6月 22

火曜日は京都に出張していました。バイオロギング研究会の幹事会に出席のためです。空港からバスでなく、電車で移動したくなって、モノレール→阪急で京都入りしました。子供の頃から電車に乗るのが好きで(写真や模型には興味なし)、たまにその衝動を抑えられなくなります(苦笑)近年、出張などによる移動は飛行機ばかりですが、本当はどこまでも鉄道で移動したいのです。その時間を買いたいくらいですね…(苦笑)

会議は清風荘(西園寺公望の旧宅)でありました。京大に寄付されたそうです。市内とは思えない程、静かで庭は美しかったですね。A井先生、アレンジありがとうございました。会議で、リラックスできたのは初めてかも…

水曜日, 6月 14

午前中、作成中のファンド申請書を仕上げました。さて、研究資金獲得できますかどうか、応募するファンドの採択状況は、10%ほどだそうです。

午後、ミナミマグロの解析。例のHDクラッシュ騒ぎ(騒ぎと言っても、騒いでいるのは私だけですが…苦笑)で一度やった解析をやり直しています。一度した解析をもう一度やり直すのは、どうも精神衛生上、良くないですね。2度目はあっさり出来ましたが。1度目からこのくらいのスピードで解析できれば、いいですね…と反省。

夕方から雨が降り始めました。風も強いです。梅雨らしくなってきました。

火曜日, 6月 13

今日は朝からイセエビの行動追跡調査に出かけました。フィールドは、東シナ海沿岸崎戸島です。イセエビに超音波発信器を装着して、係留型の受信機を使って、資源保護区内のイセエビの行動追跡を3年間実施しています。日本にはイセエビの生態研究を専門にしている研究者はほとんどいませんので、生活史についての知見も限られていますので、手探りで調査を進めています。今日は、受信機係留予定地点から、どのくらいの距離まで発信器の信号が到達するか、受信機間の距離を複数設定して、調査を始めました。明日の昼まで、調査します。梅雨に入ったというのに、天気が良すぎて、とても暑かったですね。4年生ははじめてのフィールド調査でしたが、慣れない船上での作業に熱心に取り組んでくれました。崎戸の漁業士さんにはいつもお世話になっています。午後過ぎで港に戻りました。うまいチャンポン屋で遅い昼飯を食べて、センターに帰還。4年生たちは帰りの車の中で、皆、うつらうつら…(笑)

センターに戻ってから雑用を済ませて、ファンド申請書類を手直ししました。今日は少し日焼けしましたね。首筋が痛い!

月曜日, 6月 12

午前中は2年生の講義。講義の後、カブトガニの行動追跡を始める知り合いのポスドクの調査の相談にのりました。

午後センターに戻って、ファンドの申請書書きに専念しました。夕方までかかって草稿が出来ましたが、これで終わりではありません。知り合いや共同研究者にコメントをもらいながらブラッシュアップしないとなりません。明日からイセエビの行動追跡調査を開始します。担当の院生と予定など少し打ち合わせました。フィールド調査はいつになってもわくわくします。明日の天気が心配です…

金曜日, 6月 9

午前、学部で3年生の講義でした。熱くなって、脱線気味にしゃべりまくってしまい、予定通り進みませんでした。反省。

午後、センターに戻って、ミナミマグロの行動データの解析を進めました。う~ん、一時処理されたデータをみればみるほど、去年とは分布パターンが違う。この年はなぜ、陸棚ばかりに出現しているのだろうか。解析すべき事項をピックアップして、研究室の院生と分担して、解析開始だな。
その後、民間の研究ファンドに応募すべく、書類書きをしました。下手な鉄砲なんとか…の戦法です。当たる気がしないが、出さないと当たりません。夕方、少し4年生の卒論の相談にのって、月曜の2年生の講義の準備をして、本日、終了。今日も明るいうちに帰れませんでした。かあちゃん、息子、ごめんね。

週末は梅雨入りしたにもかかわらず天気がいいようです。海でも行くかな。

木曜日, 6月 8

朝、自宅から職場に出かけるときにちょうど雨が降り始めて、一日中、雨模様でした。そろそろ梅雨入りも近いかもしれませんね。

午前から午後遅くまで、Matlabと格闘して、マグロの行動データの解析を進めました。プログラム自体はだいたいうまく動くようになりました。昨シーズンの結果とは明らかに行動パターンが異なっていますね。沿岸近くの海山に滞留していた個体が多かったのに(’瀬付きのマグロ’)、今年のマグロは陸棚を東奔西走しているようです。これだけ変化があると困りますね。嬉しい悲鳴ですが…(ほんとか??)一時処理の済んだデータを眺めつつ、オーストラリアの共同研究者と結果に対して議論しました(もちろんメールで)。前は英文でメールを送るのにも随分時間がかかりましたが、適当な(文字通りてきとう=いいかげん)英文がすらすら出てきます。

夕方から翌日の講義の準備をして、切り上げました。夕方帰宅時も雨はまだ降り続いていました。職場の前に係留してある練習船が、ゆらゆら揺れていたのが印象的でした。

水曜日, 6月 7

午前は所用があったので、午後からセンターに出ました。

今日もMatlabでプログラミングに取り組みました。いくつか、エラーが出たので、オーストラリアの共同研究者に問い合わせをしながら進めました。

夜、4年生と卒論研究について打ち合わせました。

火曜日, 6月 6

昼に済洲大学校と上海水産大学の先生と会食しました。特に上海水産大学の先生から、中国の大学事情などについていろいろと興味深い話をしていただきました。学生数が1万5千人もいるのには驚かされましたね。

午後、センターに戻って、オーストラリアで取ってきたマグロの行動データの解析を、昨日に引き続いてやりました。Excelなどの表計算ソフトで手作業でやっていてはとても終わらないようなデータ量なので、Matlabを使ってやっています。(他にIgorという解析ソフトも使っています)まだ、データの整理をしている段階です。元のプログラムはオーストラリアの共同研究者が作ってくれました。プログラムを実行させているときに何度かエラーが起こったので、そのたびにメールでエラーの原因を問い合わせたのでした。午後だけで7回はメールのやりとりしたでしょうか。メールは便利ですね。データ整理にはもう少しかかりそうです。この共同研究者の研究機関に留学していたのですが、彼は2つの研究機関のポストを掛け持ちする程、忙しい人で週の半分しか顔を合わせませんでした(もう一つの研究機関で仕事している)。よく、メールで解析や調査の議論を頻繁にしたのですが、その当時を思い出すような短時間でのメールの頻度でしたね。懐かしいです。

夕方、国内の共同研究者の方に電話しました。今年度の調査・研究の打ち合わせをしました。この方も最近まで海外留学されていました。日本になじむのは時間がかかりそうとのことでした。

月曜日, 6月 5

今日は午前中、2年生のための講義をして、センターに戻りました。

午後は、Matlabを使って、ミナミマグロの行動追跡データの解析を始めました。
これは、4年前からオーストラリアの共同研究者と進めている、オーストラリア沿岸に来遊する温帯性マグロの回遊ルートと来遊時期・滞在期間の年変動を調べる調査です。詳しくは…
http://www-mri.fish.nagasaki-u.ac.jp/kenkyu/Hp%20Kawabe/Research.htm#ミナミマグロ
をご覧下さい。こういう手法を使わないと、地球規模で大回遊するマグロの回遊ルートなんて調べられません。空間スケールのとても大きな調査でしょう!

夜は、済洲大学校とのジョイントシンポジウムの懇親会だけ参加しました。

土曜日, 6月 3

九州南部はすでに梅雨入りしましたが、長崎は好天が続いています。梅雨前の最後の晴れ間でしょうか。来週には梅雨入りかな。

昨日は、夜、上海水産大学からお客さんが来て、飲み会でした。環境ホルモン関連の話で盛り上がりました。日本の多くの漁港で、動物が内分泌攪乱物質により、影響を受けていそうな話。再生産不可能なりますから、生態系そのものの攪乱にもつながる深刻な話です。

午前様にならずに帰宅しました。
2週間程、学生実験などで忙しく過ごしたので、この週末は家族とゆっくり過ごしたいですね。

木曜日, 6月 1

午前中、水産科学入門という1年生の講義で、研究室の紹介をしました。私はプレゼンが苦手なのですが、今日も熱くなって話しすぎて、失敗でした。本当に難しいですね、プレゼン。

午後は今年のイセエビの行動追跡調査の打ち合わせをしました。自然環境下で動物がどのように移動しているかを調査するのは、とても多くの困難が伴います。しかも、苦労して調査した割にはどうもかゆいところに手が届かないことも多いです。イセエビに超音波発信器を取り付けて、移動しそうな範囲に受信機を沈めて追跡するのですが、そもそも移動しそうな範囲が見当付いていれば、この調査やらなくていいですね(笑)

明日は中国からお客さんが来ます。夜は飲み会です。
HDの話、その③です(初めての方は過去ログみてください)。
結局、見積もりだけでもしてもらおうと、HDを送ることに決めました。でも、見積もりだけでも、1万数千円かかるわけです。どう考えても、納得できませんね…

今日は午前、研究室のゼミがありました。4年生が論文紹介をしました。途中から、私のゼミのようになってしまいました。議論がもっと活発になると良いのですが…

最近運動不足なので、お昼の時間のあるときに歩きたいところです。日没時刻が遅くなりましたね。19:00過ぎても明るいです。そういえば、明日から6月です。タスマニアはもうずいぶん、寒くなっているのだろうなぁ。オーストラリアは南半球なので、今、冬です。

月曜日, 5月 29

HDの話。続報です(誰か聞いてくれますか?…笑)メーカーに問い合わせたところ、メーカーは①修理には応じるが、データそのものの保証は一切しない、②つまり、メーカーは外付けHDという、物理的領域のみを提供していて、データの保存状態を保証しないんですね。これって、かなりおかしな話ですよね。これって、車メーカーが車の設計時の不具合や不良の修理には応じるが、それが原因で起こりうる事故による損害(人的・物的)には一切応じないということです。ありえますか?こんなばかばかしい話。問い合わせの最後に、データの復旧を仕事にしている会社を教えてくれというとちゃんと教えてくれるわけです。その「HDのデータ復旧のみを生業」にしている企業に連絡をとり、その詳細について聞いたところ、驚き落胆しました。彼らの「データ復旧」に対する成功報酬にです。そういった商売をしているところはたくさんありますので、是非、調べてみてください。驚くと思います。それと同時にデータのバックアップをとる大切さも、今更ながらに痛感したのでした。で、結局、どうしようか…妙案はないものか…

そろそろ研究の話をしないと…(汗)

金曜日, 5月 26

大変なことが起きてしまいました…HDがぶっこわれたかもしれません。どうしよう…数ヶ月前からバックアップとっていないので…完全に人為的なミスですね。バックアップとっておけばよかった。とにかく明日、出来ることをやってみます。

今日はこれだけ。

水曜日, 5月 24

昼食を食べてから、30分くらい職場近くを歩きました。健康診断で運動不足と言われたので時間があるときには、お昼時に歩くようにしています。職場は海が目の前ですので、まず海沿いの道を歩いて、途中から山道に入り、60mほど急な坂道を上ると高台の集落にでます。高台の道をしばらく歩いて海岸沿いの道へ下り、職場へ戻りました。気温が高かったので、結構汗をかきました。汗をかくのは気持ちがよいですね。

私は3月までオーストラリアに7ヶ月あまり留学生活を過ごしました。オーストラリア人は、健康を保つためにお金と時間の投資を惜まない人が多かったように感じました。私の留学先の当時の同僚たちは、自転車で30分以上かけて通勤する人が結構いました。中にはシーカヤックで通ってくる人も!(これはさすがに驚きましたが…)週末は家族や友人とトレッキングに出かける人も多かったですね。私も家族やカウンターパートの家族たちとトレッキングやキャンプをよく楽しみました。懐かしいなぁ~

日本に帰ってから、運動不足です。

火曜日, 5月 23

今日は午前中、高校生が職場に実習にやってきました。 研究紹介などをした後、魚の解剖実習をおこないました。私は魚の行動に関する 研究をしていますが、魚の体の構造・機能に関しては全くの勉強不足で、この部分の 実習は先輩の先生にほとんどお任せすることになってしまいました。
私も高校生と一緒に先生の説明に耳を傾けながら、魚の各器官の機能について 勉強したのでした…(苦笑) 研究者って、専門を少しでもはずれると全く疎くなります。

午後は競争的資金の応募のための書類書きを少し。 過去に採択されなかったネタでもう一度(二度目か?)挑戦です。 さすがに二度目になるとブラッシュアップされてきていると思うのですが、 元ネタが面白くないなら、このブラッシュアップも意味のないことかもしれませんね。 その後、4年生の卒論研究の相談にも少しのりました。 私の想定しているより、早いペースで解析を進めてくれているので嬉しいですね。 予想を良い意味で裏切って、驚かせてくれるのはとても嬉しいです。

帰宅間際にHP修正作業を少し。
カウンタがうまく動きません…
どうすればいいのだろうか…

月曜日, 5月 22

最近,自身のHP作りになぜかはまっていて,その勢いでとうとう(?)ブログまで始めることになってしまいました(なぜ,人のせい?).いつまで続くか分かりませんが(たぶん,はじめた当初はそのように考える人が多いのでは?),日々の雑感を書き残していこうと思っています.

職業は研究者をしています.
その筋の才能やセンスなどないと思いながら,やっています.

研究の話はそのうち.

こんな調子で続くのだろうか…