木曜日, 2月 21

本が出ました!:漁業資源の繁殖特性研究-飼育実験とバイオロギングの活用





水産物の需要が高まるなか漁業資源の持続的利用は急務である。これまで生態研究は野外採集調査が中心だったが、昨今注目を集めるのが飼育実験やバイオロギング技術の活用だ。これらを併用・比較することで個体の繁殖特性や繁殖生態の環境応答といったこれまでの弱点を補えるかを検証し、新しい研究の創出をめざした意欲作。
(2013年3月中旬刊行予定)




<水産学シリーズ175>
漁業資源の繁殖特性研究-飼育実験とバイオロギングの活用-
が発刊されます。

 3,780円のところ、著者割で3,000円で事前予約できます。
 下記に情報を記載しますので、お近くの著者の方にお申
 込み頂ければ幸いです。
 よろしくお願い致します。

http://www.kouseisha.com/02_fisheries/1298_9.html

編者 : 栗田 豊・河邊 玲・松山倫也 編
ISBNコード : 978-4-7699-1298-9
サイズ : A5判/並製/150頁
定価 : 3,780円(本体3,600円)
発行年月日 : 2013年3月15日

目次:
まえがき
I.繁殖特性パラメータとその活用
1章 繁殖特性パラメータの資源評価への活用(渡邊千夏子)
2章 繁殖特性パラメータの生活史モデルへの活用(伊藤進一)
II.飼育実験とバイオロギングによる繁殖特性研究法
3章 飼育実験を用いた繁殖特性研究(松山倫也)
4章 バイオロギングを用いた繁殖に関連する行動研究(河邊 玲)
III.飼育実験による繁殖特性研究例
5章 ヒラメ産卵形質の出現持続時間と水温の関係(栗田 豊)
6章 カタクチイワシの成熟・産卵量調節機構(米田道夫・北野 載)
7章 飼育下におけるサンマの産卵生態(巣山 哲)
IV.バイオロギングによる繁殖に関連する行動研究例
8章 産卵期におけるヒラメの遊泳行動(安田十也)
9章 ブリの回遊パターンと産卵場の推定(井野慎吾)
10章 マダイのエネルギー収支(光永 靖・安田十也)
用語解説






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金曜日, 2月 8

東シナ海におけるマグロ類の回遊行動シンポ



「環境変動がマグロ・カジキ類の回遊行動に及ぼす影響に関するワークショップ」を開催します。
直前のご連絡になりましたが、参加を歓迎しますので(参加料無料、登録必要なし)、興味のある方はお越し頂けると幸いです。


主催:長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科「特別経費プロジェクト:安全な海洋生物資源の利用に向けた学際的フィールド研究の国際展開:東シナ海をモデルとした生態系の健全性の診断と監視」
会場:長崎大学水産学部 1F 第一講義室
日時:平成25年2月9日(土)

開催趣旨:
すでに顕在化しつつある地球環境変化に対して、水圏を高度に利用する人類にとって海洋生物がどのように応答するのかを精査することは21世紀の科学にとって最も重要な課題の一つである。
例えば、北太平洋においては、低気圧の通過や台風の発生と移動など気象現象による湧昇が生物生産を高めているという観測例が報告され始めた。環境変動によって、これら生物生産の高い海域に高次捕食動物が偏って分布する可能性も示唆されている。このような環境や生態系の変化に適切に対処していくためには,変化の実態をたえず監視していくことが重要となる。
本ワークショップでは、東シナ海・太平洋を中心にマグロ類とカジキ類の遊泳行動に関する最近の話題を取り上げ、最新のバイオロギングとデータ解析手法を駆使した成果をレビューしながら、新しい研究展開に必要な諸条件の抽出を試み、今後の研究の方向性を探ることを目的とする。

【午前:10:30-12:00】
1.開催趣旨説明 河邊 玲(長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科) 10:30-10:40
2.Habitat and behavior of sailfish in East China Sea determined using pop-up satellite archival tags 10:40-11:20
Wei-Chuan Chiang(台湾水産試験所東部海洋生物研究センター)
3.温帯域に生息するマグロ類の幼魚期の回遊行動 11:20-12:00
藤岡 紘((独)水産総合研究センター国際水産研究所)
昼食・休憩 12:00-13:30
【午後:13:30-16:30】
4.クロマグロの遊泳力学と移動方法 13:30-14:10
高木 力(近畿大学農学部)
5.加速度データロガーおよびアーカイバルタグで記録されたシイラとクロマグロの鉛直遊泳行動 14:10-14:50
古川 誠志郎(長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科)
コーヒーブレーク 14:50-15:10
6.数理的視点による魚類行動の分析方法 15:10-15:50
門田 実(近畿大学農学部)
7.総合討論 15:50-16:20
8.閉会の挨拶   河邊 玲



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木曜日, 1月 10

マダラの標識放流調査:宮城・石巻


石巻市にマダラの回遊生態調査に来ています。
バイオロギングを用いた行動追跡です。


早暁から石巻市鮎川から定置網漁船に乗り込み、金華山周辺の定置網で網おこし。
産卵で接岸したマダラにバイオロギングしています。
マダラは深場に生息する魚ですが、深深度から漁獲や釣りあげると、鰾(うきぶくろ)の圧調節ができずに、死んでしまいます。産卵に接岸する時期に定置網で捕獲される上に、水深40-50mから取り上げるのでなんとかなるかと思ってやってきたわけです。
ふてぶてしい面構えで、野武士の趣ですが、やはり70-80%は網おこしによる急浮上で海面をぷかぷかと泳ぐ有様。なかなか難儀しています。
しかも、この時期の三陸の洋上は骨身に堪える極寒です。
それでも11個体に取り付けて放流できました。

データロガーは水深と温度を5秒間隔で2年間記録します。
マダラは深浅移動は知られていますが、東北海域をどのように南北回遊するのかは未解明です。

我々の研究チームにとってもマダラは初めて手がける魚で、現場で様々な臨機応変の対応が求められましたが、なんとかクリアしながら進めました。さて、明朝も再トライです。

東北水研八戸支所と宮城水産技術総合センターと共同で進めている調査です。












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火曜日, 12月 25

JST-DIISR: 「西オーストラリア州沿岸におけるミナミマグロ幼魚の回遊機構の解明」プロジェクトの事後評価


平成21年度から23年度まで、JST(科学技術振興機構)の支援を受けて、オーストラリアの友人と実施したプロジェクト(西オーストラリア州沿岸におけるミナミマグロ幼魚の回遊機構の解明)の事後評価の結果が出ました。事後評価の結果はこちらから。


評価はS、A、B、C、Fの5段階にて達成度を評価。達成度の評価基準は以下の通り。
S:研究の目標にてらして、極めて優れた成果が得られている(特筆すべきと評価ができる場合に相当する)
A:研究の目標にてらして、十分な成果が得られている(十分評価できる場合に相当する)
B:研究の目標にてらして、成果が得られている(おおむね評価できる場合に相当する)
C:研究の目標にてらして、成果がやや不足である
F:研究の目標にてらして、成果が得られていない



評価結果は、「A」。
過分な良い評価をして頂きました。
「S」とならなかったのは、まだ自分自身の伸びしろと考えることにします(笑)


10年来の友人であり、オーストラリア側のカウンターパート、Alistar Hobday博士とは過酷な調査も楽しく実施することができ、論文もある程度公表でき、非常に充実した研究プロジェクトとなりました。
ミナミマグロの現場での捕獲、受信機の設置と回収作業に尽力して頂いたGeoff Campbell氏とQuadrant号の働き者のクルーにはどのように感謝すればよいか言葉が思いつかないほどです。
ミナミマグロの標識放流作業の動画: Youtubeより)

研究プロジェクトにご支援頂いた科学技術振興機構に深くお礼申し上げます。

【このプロジェクトによる論文リスト】
1)Interannual variation in summer habitat utilization by juvenile southern bluefin tuna (Thunnus maccoyii) in southern Western Australia
KO FUJIOKA, AJ HOBDAY, RYO KAWABE, K MIYASHITA, K HONDA, T ITOH, Y TAKAO
Fisheries Oceanography 19 (3), 183-195
2) Spatial and temporal variation in the distribution of juvenile southern bluefin tuna Thunnus maccoyii: implication for precise estimation of recruitment abundance indices
K Fujioka, R Kawabe, AJ Hobday, Y Takao, K Miyashita, O Sakai, T Itoh
Fisheries Science 76 (3), 403-410
3) Departure behaviour of juvenile southern bluefin tuna (Thunnus maccoyii) from southern Western Australia temperate waters in relation to the Leeuwin Current
KO FUJIOKA, AJ HOBDAY, RYO KAWABE, K MIYASHITA, Y TAKAO, O SAKAI, T ITOH
Fisheries Oceanography(in press)


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水曜日, 12月 19

東シナ海環境資源保全プロジェクト/長崎大学


ずいぶん前ですが、環東シナ海環境資源研究センターの取り組みがTVQで放送されました。
TVQ九州放送「地球キャンパス~世界へfrom長崎~」(10月31日放送)

豊富な海洋資源に恵まれている一方で環境変動の激しい東シナ海。そこでの環境保全の取り組みについて、長崎大学水産・環境科学総合研究科附属環東シナ海環境資源研究センタ­ーの征矢野清センター長が語ります。

私も画像で登場しています。探してみて下さい。
台湾でのシイラのバイオロギングの画像も出てきますよ。



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金曜日, 12月 7

マツカワの産卵生態調査:北海道室蘭市


釧路でのタギングを終えて、次は室蘭市へ移動。
調査の概要は、ここを参照してください。

北海道は道南を中心に昨日今日と荒れ模様。
日本海を進んだ温帯低気圧が急速に発達して爆弾低気圧になりました。
北海道内は6日から7日にかけて、風速20m/sを超える風が吹き荒れて、台風のようでした。
JRは道南中心に運休する中、試験場の皆さんにはM上さんはじめ大変お世話になりました。



室蘭でのタギングは、栽培水産試験場で実施しました。
47個体のマツカワ親魚(一部未成魚含む)に記録計を取り付けました。多くの魚は、体のサイズから成熟しているかどうか判別できますが、微妙なサイズの魚にはまだ産卵しない若い魚が含まれているかもしれません。後で、困らないように採血して、血液検査をして、成熟している魚かどうか調べます。昨日は、標識の取り付けを終えた後、採取した血液を遠心分離して血漿として保存するところまで作業しました。









今日も長崎チームと北海道チームのすばらしい連携の元、無事に標識の取り付け作業が終わりました。夜は、室蘭名物「焼き鳥」で打ち上げ。したたか飲んで楽しい時間を過ごしました。

北海道の皆さん、お世話になりました。








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火曜日, 12月 4

マツカワの産卵生態調査:放流されるまで


昨日、タグを取り付けたマツカワです。
Youtubeに動画をアップしました。

海への放流は海況とお世話になる漁師さん次第なので、引き続き数日間水槽で過ごします。
早く、海へ戻してやりたいところですが。



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月曜日, 12月 3

マツカワの産卵生態調査:北海道釧路市


12月はここ2年ほど恒例のマツカワの産卵生態調査に来ています。
北海道で重要栽培対象種であるマツカワ(Verasper moseri)に深度・温度記録計を取り付けて海に放流して、産卵期の行動と生態を探る調査です。産卵直前の親魚が研究対象。

放流した魚が再捕獲されて放流から捕まるまでの記録が得られると…
産卵をどこでするのか?、産卵経路や産卵場の生息環境の好みなど、産卵生態に関する個体単位の詳細な情報が得られます。
マツカワは春から秋までは北海道太平洋の沿岸域に生息する魚ですが、産卵期直前の12月以降、忽然と姿を消し、翌年春までほとんど漁獲されなくなります。

深度記録からは、産卵魚の生息水深がわかります。また、カレイの仲間は1日の大半を海底で定着して過ごすので、深度記録からは魚がいる場所の潮の満ち引きが記録されます。潮の満ち引き(潮汐)は、魚の位置が変われば変化します。魚が記録した海洋の任意の点に固有の潮汐情報を利用して、潮汐モデリングからその位置を推定することができます。照度による測位より、精度は向上します。マグロでは使えないが、ヒラメやカレイの仲間には位置推定が可能な手法です。この方法によって、マツカワがどこで産卵しているか突き止めようというわけです。

今日は29個体のマツカワに記録計を取り付けました。多くの魚は、体のサイズから成熟しているかどうか判別できますが、微妙なサイズの魚にはまだ産卵しない若い魚が含まれているかもしれません。後で、困らないように採血して、血液検査をして、成熟している魚かどうか調べます。


マツカワへのタグの取り付け作業は、特に問題もなく終わりました。はじめてバイオロギング調査に参加したT山君、K松君も、先々週のヒラメ調査に引き続いて、N塚さんにノウハウを教えてもらいながら、10個体にデータロガーを取り付けました。


もっと寒いと思っていましたが、意外に今日は暖かく、作業も順調に進みました。今度は室蘭に移動して、再び標識取り付けです。



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木曜日, 11月 22

ヒラメの回遊生態調査2:標識魚の放流


福島県にヒラメの回遊生態調査に来ています。
バイオロギングを用いた行動追跡です。


一昨日、データロガーを取り付けたヒラメを、昨日海に放流しました。
水産試験場から魚を軽トラックで小名浜港まで慎重に運び、港で試験場の調査船(拓水)に乗せます。
88個体の標識ヒラメは一度に運ぶことができないので、港と試験場の間を4往復しました。
さあ、出港です。この時期、ヒラメがよく獲れる海域まで港から30分ほど走って、現場に到着。


現場に着いてから、数尾ずつ籠に入れて、慎重に海面まで下ろし、ヒラメを放流しました。
水中にカメラを入れて、放流されたヒラメの様子を撮影しました。
海底に向けて自由落下していくようにまっすぐ落ちていきました。風は強く、少し波もありましたが、無事に調査を終えることができました。たくさんの標識ヒラメが再び捕獲されて、データを取得できることを祈りたいと思います。

福島県水産試験場の皆さんには大変お世話になりました。
なんとか良い成果に結びつける覚悟です。今後ともよろしくお願いします。


小名浜港では、サンマ漁船が入港して水揚げがされていました。
浜が早く復興することを願わずに折れません












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火曜日, 11月 20

ヒラメの回遊生態調査:福島県いわき市


福島県にヒラメの回遊生態調査に来ています。
バイオロギングを用いた行動追跡です。


今日は福島県水産試験場にて、ヒラメにデータロガーを取り付ける作業を実施しました。
福島県常磐沖で捕獲した88個体のヒラメにデータロガーを取り付けました。朝から開始して、作業は夕方暗くなるまで続きました。くたくたですが、作業は順調に終了しました。

データロガーは水深と温度を5秒間隔で2年間記録します。
ヒラメは春から夏の産卵期には沿岸近くの浅場に移動し、冬には深場に移動する深浅移動すると考えられていますが、果たしてその通りでしょうか。東北太平洋の沿岸域にはたくさんのヒラメが生息していますが、南北回遊している可能性もあります。



現場で様々な臨機応変の対応が求められましたが、なんとかクリアしながら進めました。
久々のヒラメへのタグの取り付け作業でしたが、特に問題もなく終わりました。はじめてバイオロギング調査に参加したK野君もN塚さんにノウハウを教えてもらいながら、10個体にデータロガーを取り付けました。


明日は標識ヒラメをいわき市の沖合に放流します。夜になって風が強くなってきましたが、早くヒラメを海に帰してやりたいところです。






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月曜日, 10月 15

第10回ながさき水産科学フェア~さあ!みんなで海体験!

今週日曜日は「第10回ながさき水産科学フェア~さあ!みんなで海体験!」を開催します。

新長崎漁港地区に集結する西海区水産研究所・長崎大学環東シナ海環境資源研究センター・長崎県総合水産試験場の三つの水産研究・教育機関が連携して「研究機関としての地域への貢献」を目的に、三機関の業務の概要や研究成果を県民の方々に紹介するため、施設の一般公開及びイベントを実施します。


★開催日時★
平成24年10月21(日) 9:30~15:00 
(入場無料、雨天決行)

★開催場所★
・西海区水産研究所

・長崎大学環東シナ海環境資源研究センター

・長崎県総合水産試験場

 ※長崎市多以良町(新長崎漁港地区)
地図はこちらをご覧ください。

★交通手段★
 駐車場あり(三機関合計210台)
※同日開催の「長崎おさかな祭り」会場(長崎魚市場)から無料シャトルバスを運行します。

皆様のご来場をお待ちしております。








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土曜日, 10月 6

東シナ海の科学:第2回東京セミナー 終了しました

東シナ海にくらす魅力的な生物たち

昨日、長崎大学東京事務所にて開催しました。おかげさまで満員御礼、盛会のうちに終了しました。ご来場頂いた皆様、どうもありがとうございました。

来場者の中には、私の大学時代の先輩、長崎大学が開催、関係しているのセミナーに継続的に足を運んで下さっている方、研究仲間の皆様、報道関係の皆様など、多岐にわたる方に参加頂きました。

美ら海水族館の内田館長のご講演では、水族館で撮影されたマンタの出産シーンの映像など貴重な画像、動画を数多く見せて頂き、希少種保護、生態系の保全の観点から水族館の果たす役割について熱く語って頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。

長崎大学海洋環境科学情報発信シリーズ「海と地球と人と」は、今後も第3回、第4回と続きます。
次回もどうぞ足をお運び下さい。
次回のセミナー情報はHP通じて案内をいたします。




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水曜日, 9月 26

マツカワ産卵回遊生態Pの検討会議


明日はマツカワの産卵生態プロジェクトの検討会議。夕方に札幌入りしました。
今年の札幌は9月になっても気温が30℃を超えるなど、異常なほど残暑が厳しいと聞いていましたが、ようやく涼しくなったようです。新千歳空港に降り立った私は半袖姿。少々涼しすぎるなと思いましたが、やせがまん!

今晩は明日の会議の準備です。

台風ブログのようになっていますが、また台風が来ていますね。しかも2つも。
今年は当たり年だなぁ。


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木曜日, 8月 30

東シナ海の科学:第2回東京セミナー

東シナ海にくらす魅力的な生物たち


内容:東シナ海は、日本にとって最も重要な海洋資源の供給場所の一つです。しかしその環境は大きく変動し、生物資源も急減しています。長崎大学では、東シナ海の海洋生物資源を持続的に利用するための研究に取り組んでいますが、その成果を広く一般の方に伝え、東シナ海の重要性とその魅力を理解していただくために情報発信を企画してきました。今回は、「東シナ海に生息する魅力的で多様な生物たち」に焦点を当て、その暮らしぶりを人間活動や近年の環境変動の影響などとも関連付けて紹介いたします。今回のセミナーでは、沖縄美ら海水族館名誉館長の内田詮三氏と本学の山口敦子教授に話題提供をしていただきます。

講師:
沖縄美ら海水族館名誉館長 内田詮三氏
長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科 山口敦子教授

開催日時:2012年10月5日(金曜日)17:00 〜 19:30

開催場所:
カフェみねるばの森 (長崎大学東京事務所) 東京都千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1F

会費:1500円(ワンドリンク+サンドイッチ付き)

募集人数:30名程度

募集期間:2012年8月28日より9月28日まで。
(但し定員になり次第募集を終了いたします)

募集方法:インターネットによる申し込み。セミナーの詳細につきましては、随時HPで情報を提供するとともに、参加を申し込まれた方にはメールで連絡させていただきます(申し込みURLはこちら


※セミナー・講師プロフィール等の詳細につきましては、随時HPで情報を提供するとともに、
参加を申し込まれた方にはメールでご連絡させていただきます。


【プログラム】
16:30~ 開場
17:00~17:05 開会挨拶
17:05~17:55 講話:沖縄美ら海水族館名誉館長 内田詮三氏
17:55~18:45 講話:長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科教授 山口敦子
18:45~19:30 質疑応答、意見交換
19:30~ 閉会挨拶

セミナーに関するお問い合わせ
095-850-7701(長崎大学環東シナ海環境資源研究センター・センター長 征矢野清)




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水曜日, 8月 29

台風男~番外編~


天候不順、ずっと雨。台風14号はずっと前に(先週)台湾の南部を横断して南シナ海に抜けたはずだった。今週になって15号を追いかけるように東シナ海を北進。韓国の済州島や朝鮮半島は数日のうちに2つの台風の直撃を受けることに。こういうことはあまり記憶にない。

台風第14号


東シナ海はずっと大時化。ずっと波高は4m以上なのだろう。職場の目の前は漁港なのですが、ずっと漁船は漁に出られずに停泊しています。カツオ漁船などはかれこれ1週間ほど停泊しているようです。



今週末からようやく天気は回復。ひどい一週間だった…


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月曜日, 8月 27

台風男~リターンズ~


台風15号はこのまま東シナ海を北上してくれれば抜けてくれる。
下の台風の進路は何だ!南シナ海に抜けたのではなかったのか?
なぜ、戻ってくる…

台風第14号 

台風14号が東シナ海に戻ってきて北上する予測になりました。明日は無理でも明後日から島に行けると思っていました。結局、男女群島に上陸して行う調査は中止の判断となりました。名古屋から来てくれるY田先生にもう少し早くお伝えできれば良かったのに(もう、長崎行きの飛行機に乗っている…)。

昨年は台風通過後で男女群島まで行き上陸できなかった。
その前もいろいろとあった、台風に航海日程が重なり…
こればかりは仕方ないのだが。

さあ、今日の仕事を粛々と進めよう。



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土曜日, 8月 25

台風男~その2~


台風第15号

男女群島に向けて、出港予定は28日朝。たぶん現在の台風の進路予測では出港は無理っぽい(上図:気象庁台風情報より、8月25日16時発表)。無理っぽいどころかほぼだめだろう。船側と相談して、28日中になんとか出港して五島まで行ければ行き、福江港で錨泊して翌朝から女島に向けると考えているがこれも厳しいかもしれない。28日に五島まで行くのも厳しそう。



28日午前9時の波浪予測(気象庁発表)。赤で示されている海域は、波高が4.5m以上!五島列島と九州の間の五島灘まで真っ赤。これは28日に五島・福江まで行くのも厳しそう(五島列島の下の方にある小さい点が男女群島の位置)。

しかもこの台風15号が琉球列島を横切って、東シナ海に入ったときの勢力は、中心気圧920hp、最大瞬間風速70m/s(140kt!)と予測されている。一番東よりのコースを獲ると長崎直撃もあり得る。2004年9月7日に長崎直撃した台風18号ですら945hpであったからこの台風はかなり強力。もう、悪いことだらけだ…航海予定は4日間(31日まで)なので、29日に出られれば御の字だな。

私は明日から月曜まで急遽、茨城に出張が入った。帰りは東京から27日の午後の便。飛行機が飛ばないと大変なことになる…




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木曜日, 8月 23

男女群島航海と台風


来週は男女群島に海鳥の生態調査、藻場調査、海洋観測などに行く予定。長崎大学の水産学部附属練習船(鶴洋丸)で。様々な調査が予定されているので、総勢15名の大部隊。


しかしながら、問題は台風!






台風情報(全体)






















台風15号が琉球列島を横切って、東シナ海に近づいている。しかも悪いことに速度がとても遅い。典型的な夏台風の特徴だ。速度が遅いとどんどん勢力を増す。東シナ海に入ったときにはおそらく相当強い勢力になっていそう。もう、悪いことだらけだ…

以前より、うちの練習船で私が乗ると時化ることが多いらしい(本人にその自覚はない)。今回も「またか…」ということになっているらしい。私が謝っても仕方ないのだが申し訳ない気持ちになる。28日が出港予定だが難しそう。航海予定は4日間(31日まで)。29日に出られれば良いところか。

男女群島は、それはそれはすばらしいところなのだ。是非、今年も上陸したい。
(上陸には特別な許可が必要です。我々はもちろん許可証をもっています)



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火曜日, 8月 21

講演会 in 佐世保


長崎県北部海域で刺網を使った沿岸漁業をする漁業者の団体(県北刺網協議会)の総会が開かれ、講演会をと依頼があり、行ってきました。3年前から平戸の刺網漁業者の皆さんには、我々のヒラメ行動調査にご協力いただいており、その成果報告も兼ねてということで。

佐世保まで移動後、N塚君と四ヶ町商店街のアーケードのなかをぶらぶらと散策して、猛暑のさなかなぜかうどんがどうしても食いたくなり、汗だくになってうどんを食いました。

時間が近くなったの会場である県の振興局に移動して講演開始。私の方は少し準備不足もあり、やや散漫な話になりましたが、興味はそれなりに持ってもらえたようで質問がかなり出て活況となりました。N塚君も現在の研究の一部を発表する機会を得ました。

夜は懇親会に呼んでいただき海の幸をいただきました。残念ながら、車だったので私はウーロン茶で我慢。どうもありがとうございました。


最近、ブログの更新頻度が落ちており申し訳ありません。
Facebookばっかりやっております(汗)
イベント等があればこれからも更新していくつもりですのでおつきあいください。


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土曜日, 7月 21

オープンキャンパス:高校生とバイオロギング!


今日は土曜日ですが、オープンキャンパスを開催するので出動しました。
今年からG先生と新しいネタで挑むことにしました。
題して「バイオロギングを用いて海洋生物の動きを測定してみよう」。
(水産学部が提供する他のテーマはここから)

文教キャンパスからセンターまで急いで移動して、早速、ヒラマサに加速度ロガーの取り付けを開始。平戸からの高校生2名(男子)と北九州からの1名(女子)の参加でした。
魚を水槽から取り上げ、麻酔開始。さて、取り付けは誰がするかという話になったときに、北九州からの学生さんが私がやると申し出てくれました(積極的でうれしかったですよ。)

麻酔をかけたヒラマサの背びれの直下あたりにに針をぶすっと。

 ちょっと大学院生に手伝ってもらって針を貫通させて。
中空になった針をガイドとして、左側から右側へケーブルを貫通させて、取り付け完了。








水槽内にヒラマサを戻すと2分ほどで麻酔から覚めたヒラマサは水槽内を元気に泳ぎはじめ、尾びれの振動や遊泳姿勢が計測できました。

それから男子学生さんにモデルになってもらい、彼の背中に小型の加速度計を取り付けて、走ったり歩いたり、スキップしたり(ぎこちないスキップで楽しかった…笑)、最後には寝てもらい、データを取得。
すぐにデータをダウンロードしてグラフにして、歩数や姿勢変化が記録できることを皆で確認しました。

時間が短くてごめんなさい。もしブログを見ていたら、質問があればメール下さい。
今日はどうもありがとう!


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