日曜日, 12月 14

昨日がここでの活動も最終日。午後には皆さんに活動の最終報告書の草稿をベースにして、報告会を開き、ご意見を頂きました。ガラパゴス諸島の生態系・環境保全と漁業を取り巻く状況は、PNGの他に、観光局、エクアドル軍、市役所など多岐に亘り、各々が漁業管理と規制に関わっているため、大変複雑です。しかも、漁業者の漁業規制に対する不信感は歴史的な背景から根強く(まあ、日本もそうで、資源管理はほとんどうまくいっていませんね)、なかなか難しい情勢です。近年、漁業者、PNG、観光局、NGO、役所などが一堂に会して、環境保全計画委員会ができて、その場で意志決定はされています。ガラパゴスの非常に価値の高い生態系サービスの恩恵を受けることができるのは、漁業者だけでないのはもちろんですから、関係者が一堂に会して、利用と保全について意志決定する委員会があるというはすばらしいことです。日本では、既得権と縦割り行政で、環境保全なんてお題目だけでこれからも決してうまくいきそうにありません。この点では、ガラパゴスから学ばないとならないでしょう。

現地スタッフの方々もスペイン語がままならない私の語学力のせいで、お別れの挨拶もほとんどアイコンタクトでしたが、気持ちを伝え、伝わりました。なんとか、またここに戻ってこれるといいのですが。

夜は日本人スタッフの皆さんに晩ご飯をごちそうになりました。セミエビのグリル。大変おいしかったです。滞在期間が短く、事情もよく分かっていないのに一人前のことを言おうとする私を受け入れてくださった皆さんに感謝しています。どうもありがとうございました。

今日はダーウィン研で一般公開のお祭りのようなものをやっているらしいので行ってみましょう。明日、日曜の朝(現地時間)、ガラパゴスを出発です。一路、キトへ。




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