金曜日, 9月 14

先日の対馬調査の話を少し。


日曜に対馬入りして、月曜日の日出前から高浜漁協を出発。船はいつもの吉輪丸。船頭さんにD志郎さん、それに調査メンバー5名でした。対馬の南端から東へ七里が曽根へ数マイルの海域で延縄開始です。延縄にはテスト用に新型のカメラロガーを取り付けました。シイラねらいですが、船頭さんも我々もあわよくばマグロをと思っているわけです。揚縄開始してまずカメラロガーを回収。その後、標識用の魚が捕れるのを待ちました。待てど暮らせど空針ばかりで、なんだか船の上は重苦しい雰因気。ようやく、FL80cmのシイラがあがってきたので標識装着放流しました。その後、カメラロガー用の魚を待ちましたが、結局、小型のシイラが2尾しかからず、その日は断念。揚縄終了後、3点観測して帰港。(画像:標識シイラの放流)

帰港後、N藤さんも対馬入りしたので、カメラロガーのデータを読み出して皆でケンケンがくがく。夜は厳原で皆で会食しました。鯛の鍋が美味しかったです。



翌朝、再び漁場へ。カメラロガーのテストと昨日放流したロガーの回収がミッションでした。日出前から昨日と同じ場所で延縄開始。船頭さんも今日は何とか獲りたいと言うことで、昨日より延縄の針数を増やしてもらいました。2時間後、延縄に取り付けたカメラロガーを回収して、延縄の浮子を見回るも魚がかかった気配なし。航走中に、漂流するドラム缶を見つけて、近寄るとシイラの群れが着いているのを発見。(画像:流れるドラム缶、跳ねるシイラ)



ドラム缶の下にカメラロガーを取り付けてみました。その間に延縄をあげてみましたが、結局、魚は捕れたのですが、切り離しタイマーを作動させる関係で放流に至らず。せっかく1mのシイラが捕れたのに。




それから、昨日放流したロガーに取り付けたアルゴス送信機から位置情報が送られてきたので、標識の浮上を確認。回収に向かいました。魚は24時間でそれほど移動しておらず、1時間ほどで回収に成功。その後、再び漂流するドラム缶に戻ってカメラロガーも回収。シイラは見えるのに全く釣れませんでした。帰路の途中で数点観測して、帰港しました。シイラの行動データを増やせたのでまずまずの成果です。

帰港後、皆でいつもの店でうどんを食べて、陸上待機のN藤さんと学生をピックアップして組合へ。組合長にご挨拶して、成果を報告しました。来月、リベンジですね。行動データを増やさないと…

K葉さん、D志郎さん、高浜の皆様、今回もお世話になりました。

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